2009年4月2日 (木)  多分もう春だから・・・

只今みんつ、畑を掘っております。

まだ、雪の残っているところもありますが、そこは強引に。

2009年4月3日 (金)  素朴な疑問

みんつのある1週間。

日曜日:スキー
月曜日:薪割り
火曜日:バレーボール
水曜日:薪割り
木曜日:スキー、薪割り
金曜日:スキー、バレーボール
土曜日:なし

暖かくなって来たので、スキーはそろそろお終いですが、それに代わって今後は、畑掘りが加わります。
もっと暖かくなれば、山歩きやマウンテン・バイク、水泳もあります。

そこでタイトル。

……私、本当にジム(筋力トレーニング用)に通う必要、ありますかね?

2009年4月6日 (月)  我が家の特殊調理器具。

我が夫B氏は、多分私より料理好きです。

ですから、まめに料理をしてくれるのですが、我が家には暗黙のルールがあります。
「お互いに、相手が調理中の台所は覗かない」

ま、簡単な話、お互いに自分なりのやり方があるので、口出しをしない為に覗かない、ということです。

で、B氏が食事を作った日、私はこんな風景に出会うわけです。



分りますか?
そう、これは以前にもご紹介した、我が家にある謎の食器『木片』です。



ふふふふふ、そしてこの日、謎は解けました。

前回と今回、両方で食卓に並んだものは、



……茹でてざっくりと潰された、『ひよこ豆』だ!

2009年4月9日 (木)  ひまわり抗争、再び。

昨日私達夫婦は、知人カップルM氏・E嬢に誘われて、サイクリングに行きました。

これは4人共今年初めてですし、M氏はかなり太っているので、急に過激な運動をするのも危険でしょうから、私達は、平らな道をゆっくりと喋りながら走りました。

今年庭に花を植えたいE嬢は、サイクリングの間中、楽しそうにその計画について話し、畑が趣味の私にも意見を聞いたりしていました。

ところが、花壇一杯にオレンジや黄の花弁が多い花を植えたいと言うE嬢が、「こんな花はどうかしら?」と言う度に、M氏からやんわりと反論が出るのです。

どうやらこの二人、「どんな花をどう植えるか」に関しては、既に何度か話合っていて、いまだに意見が一致せずにいる様です。
M氏としては、出来ればハーブを、それが駄目なら青い花を植えたいそうです。

多分、E嬢は私からの後押しを、M氏は私が彼女の計画に反対する事を――例えば「その花は手入れが大変だから、素人には無理」という様な、畑経験者としての絶対的な意見を――無意識に望んでいる様です。

というのも、私が偶然青い花を選び「この花は放って置いても勝手に増えるよ」と言うと、夫B氏と話していた筈のM氏が、突然「その花は良いね」と口を挟んだり、私が「ひまわりがずら〜っ、なんていうのも良いよね」と言うと、「私、ひまわりが一番好きなの!」と声を上げるE嬢に被せる様にして、「ひまわりは嫌だ」とM氏の声が入るのです。

以前にも書きましたが、何故かこの二人は、毎年「ひまわりを植えるかどうか」でもめているのです。
(興味のある方は、過去の日記2007年4月4日『ひまわりの行方』をどうぞ。)

確かにひまわりは場所を取りますし、一年草ですから、毎年引っこ抜いて新しいものを植えなければなりません。
M氏は、そういう仕事が自分に回って来そうなので――E嬢が途中で放り投げる可能性は、十分にあります。――ひまわりは嫌なのでしょうか?

まぁ、私の知る限りこの二人は、常に何かしら新しい思い付きをするけれど、どれも最後までは遣り切らない、というタイプですので、「ひまわりでも何でも、一回好きに植えてみたら気が済むのではないか」と思い、適当に答えていました。

さて、サイクリングから戻り、M氏・E嬢宅で休憩していた時の事です。

季節柄自然とバーベキューの話が出、私達は、裏庭のM氏がそれ用に整理した場所を見に行きました。
そして、庭を眺めたついでに私は、何気なく「で、花はどこに植えるの?」と聞きました。

M氏が示した場所は、こんな具合です。

そこは三角形の空間で、二辺が家の壁、残りの一辺が、E嬢が花を植えようとしている花壇です。
そして、四人掛けのテーブルが置いてあるその空間は、誰かが椅子に座ったら、後ろを通るのはぎりぎり、というぐらいの大きさです。
また、花壇側は登り斜面になっている為、花壇自体が150cm程でしょうか、高い位置に作られています。

そうです、悪い言い方をするなら、その空間は陽当たりこそあるものの、三方を壁に囲まれた塀の中、といった感じなのです。
しかも、そこに座ってお茶を飲んだり本を読んだりするとなると、壁はもっと高く感じられるのではないでしょうか。

M氏が、何故ひまわりを嫌がるのかは知りませんが、私は、彼らがまだ気付いていない、ある重大な事に気付きました。

想像してみて下さい。

幾らスイス人の背が高いといったって、座った時の目線は、高さ1m20〜30cmというところでしょう。
二辺は二階建ての家の壁ですから、視界はありません。
で、残りの一片に『高さ1,5mの花壇の石垣+2mのひまわり』が、ずら〜っと。

……ふふふふふ、E嬢の「ひまわり計画」、何かちょっと楽しみだったりして。

2009年4月11日 (土)  お知らせ

皆様へ

スイスは現在(10日〜13日)、イースターの休暇中です。

ということで、私の日記更新は14日になります。
(時差の関係があるから、日本は15日?)

もしその間に、覗きに来て下さった方がいましたら、もう少しお待ち下さいね。

では。   みんつ

2009年4月14日 (火)  今冬の成果。

【Sulz(スルツ):煮こごり。スイスの俗語:水分の多い重い雪】

今冬は雪に恵まれて、近所のスキー場は、例年より長く復活祭の月曜日(昨日)まで、ゲレンデを開けていました。
で、我が夫婦も金曜日、今季最後のスキーに行って来ました。

この時期の雪は、既に気温が高い為、半分溶けかかった「水分の多い重い雪」そう、冒頭に書いた、スイス人が『スルツ』と呼ぶ状態で、スキーをする方はお分かりかと思いますが、ちょっと滑っただけで腿の筋肉が張って来ます。
その上、強いブレーキを掛けてコントロールされた雪は、ゲレンデのあちこちに小山を作ります。

ですから我が夫婦は、「まだ気温のさほど上がらない午前中に行き、2時間ぐらい滑ったら、日に当たりながら軽食でも取って帰って来よう」と話していました。
が……
そりゃそうですよね、今季最後のスキーですから、やはり「もうちょっと。もう一回だけ」と、午後になっても私達は滑っていました。

私は現在、「8割位パラレルで滑れるかな」といった程度の腕前ですから、スルツなゲレンデではあまり上手に滑れません。
しかも私、実はまだちゃんと止まる事が出来ないのです。
分りますか?

ほら、身体を傾けて、格好良く雪を巻き上げながらザーッとやるやつ、あれが出来ないのです。
試してはいるのですが、今ひとつ最後の瞬間の勇気とでもいいますか、もう一踏ん張りが怖いのです。
で、私の場合は「ザーッ」ではなく、「サッ、つ〜、ずるずるずる」といった具合です。

ですから私には、所々に出来ているスルツの小山が、いささか危険なわけです。
スピードを出し過ぎると、その小山に嵌ってしまった時にバランスを失い、すぐに止まれないから転びそうになりますし、かといって、上手にブレーキを掛けつつ、スピードをコントロールしながら滑るには、スルツは重いのです。

しかし、その日の私は、これが最後だということもあって、ちょっと調子に乗りました。

午後3時ぐらいでしょうか、午前中からスルツと戦っている私の太腿は既にぱんぱんで、スピードを抑えるには怪しい状態になっていたにも関わらず、否、だからこそ、私の能力から考えると、かなり無茶なスピードで滑っていました。

はい、こけました。盛大に。

「やばいな、幾ら何でもこれは速過ぎだな」と思っている内に、左の足がゆっくりと開いて行き、強引に足を引っ張り上げるには、スキー板がスルツの小山に嵌り込み……
この瞬間が、本当に、スローモーションの様に流れたのです。

で、こける寸前、何故か私はこう思いました。
「これ、下手に避けると、左脚をぐきっとやるな。よし、流れに任せよう!」
今思うと、自分でも笑ってしまいますが、すごい決断ですよね?
何もせず、転ぶがままに任せる事にしたのですから。

いやぁ、何かね、ふわ〜っと気持ちよく身体が舞い上がり、良く分らない内に、雪の上で仰向けの大の字になっていて、最後に「ゴンッ」と後頭部が地面に当りました。
そして私は、青い空を見上げながら、「良かった、ヘルメットを買って」と思いました。
どこも痛くないし、雪の上で大の字になって見上げる青い空は綺麗だし、誰も周りにいなかったら私は、暫くそのまま寝ていたかったぐらいです。

しかし私は、分別のある大人ですから、リフト乗り場に戻り、夫B氏に言いました。
「B氏、もう帰ろう。これ以上は私、危険だわ」

さて、家に帰った私は、ストレッチも兼ねて、出窓に足を乗せる体勢で両方の太腿をマッサージしていました。

両腕に力を入れて、ぐっと太腿を押した瞬間です。
「パンッ」と何かが弾ける音がし、急に私の左胸が解放されました。
「あぁ、ブラジャーの縫い目かレースが破けたな」
そう思って見ると、何と!!!

そういえば私、冬の間中薪割りもしていましたっけ。
見た目にはまだ分りませんが、大胸筋も鍛えられていたのですね。

……私のブラジャー、左胸のワイヤーが真っ二つに折れていました。

2009年4月17日 (金)  ある春の朝。

この日記をいつも読みに来て下さる方は、もうご存知ですが、私は朝が弱いのです。

寝起きが悪いのもありますが、身体がしゃきっとするまでに、何時間もかかります。
極端に言うと、午前中の私は殆ど使いものになりません。

ですから大抵朝は、起きるとまず大量のコーヒーを淹れ、コンピューターのスイッチを入れ、ぼんやりとネットサーフィンなどします。
で、11時を過ぎたぐらいからお腹が空き始め、お昼を食べたら庭掘りに行ったり、となります。

しかし、今朝は違いました。

コンピューターが置いてある私の机には、白い布が敷いてあるのですが、その半分、我が家のM氏がいつも占領している場所に、今日は長い藁が落ちていました。
M氏は、ごく普通の茶トラ猫ですから、藁の様なものを毛に絡ませて帰って来ることは、滅多にありません。
短いつるっとした毛質ですから、そういうものはあまり付かないのです。

これは、「昨晩私の机の上で、他所の猫が寝ていた」ということですね。
我が家には現在、M氏以外の猫が、常時2匹出入りしていますから。

1匹は白黒の野良猫(オス)で、この猫はある日片目を怪我してやって来て、その時に私達夫婦が追い払わなかったからでしょうか、それ以来毎日数回、餌を食べに来ます。

ただ、非常に警戒心が強く、私達が少しでも動くと慌てて逃げますので――ですからこの猫が来ると、私達夫婦は彼が食事を終えて帰って行くまで、じっとしています。――この猫が私の机で寝ることは、まず考えられません。
その上この猫の毛は、M氏よりも短いぐらいです。

もう1匹は、そう、時々この日記にも書いていますが、下の階に住むお婆ちゃんの猫C氏です。

C氏は、お婆ちゃんが家に入れてくれないからか、M氏が羨ましいのか、ちょろちょろっと我が家にやって来て、おかしな所で丸まってみたり、M氏の餌を食べてみたり――お婆ちゃんの方が、良い餌を与えているのにです。――しているのです。

そしてC氏は、はい、細くて柔らかくて長〜い毛足をしていますから、常に藁だの枯葉だのをくっ付けています。
昨夜私の机でこっそり寝ていたのは、C氏でほぼ間違いないでしょう。

「C氏が寝ると、布がひどく汚れるんだよなぁ。それさえなければ、別に寝ても良いんだけど」
今朝の私はまず、まだ半開きの目でコンピューターやスピーカーを退かすと、窓を開けて布を振りました。

その後、コーヒーを手にコンピューターの前に座ろうとした私は、普段の朝ならしないことを、もう一つしました。
それは、「思わず叫んだ」です。

床にね、綺麗に整えられた、プレゼントが置かれていたのです。
こんなプレゼントをくれるのは、C氏です。
C氏の狩りの腕前は抜群で、私はこの手のプレゼントを時々もらっているのです。
机の上で寝る代りにプレゼントをくれる、という事でしょうか。

「あぁ、ねずみが、ねずみが……」
寝起きの私は頭が回らず、暫くそう呟きながら、部屋の中をぐるぐる回っていました。

私のそんな様子を、笑いながら隣の部屋で見ていた――私達の個人部屋は、ドア無しの続き部屋なのです。――夫B氏が、今度は叫びます。
「ああっ、パンがっ!」

オーブンに入れたまま忘れていたパンが焦げて、台所内には、火事現場も真っ青の煙が充満しています。
二人で鼻水や涙を垂らしながら、急いで家中の窓を開け……

今日は、朝からネタ一杯の1日です。

……じゃ、これからねずみを埋めに行ってきます。

2009年4月21日 (火)  お知らせ

皆様へ。

気が付けば、あっという間に4月もあと残り少し。

私のサイトはといえば、あっちもこっちも手を付けたは良いけれど、どれも中途半端。
その内、サーバーの容量はどんどん減り、素材をお借りしていたサイトも知らぬ間に消えていて……

ということで、私、只今サイト内の整理をしております。
こちらの目処が付くまで、更新は暫く休みます。

こちらに来て下さった方には、申し訳ありませんが、そういう事ですのでご了承下さい。
ぁ、皆さんのサイトには、いつも通り遊びに行きますので。

では。   みんつ

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