干し草作り

この日は『Silo』を作りました。

【Silo(シロ):牧草を発酵させたもの。=サイロ】
正確には「Silofutter(シロフーター):サイロで作った飼料」ですが、みなさん「Silo」と呼んでいます。

牧草に乳酸と糖質を入れ、密封して発酵させるのですが、この辺の酪農家はどちらも入れていないようです。
糖質は草に含まれているもの、乳酸はなしで大丈夫だそうです。


まずは一面に散らばっている刈った草を
この車で何度も行き来して
一定の場所に集めます。
赤いプロペラみたいなの、分ります?

それががーっと回り
地面の草を片側飛ばします。

その飛ばされた草は
右にある白い板みたいなやつに当り
地面の上で小山の連なりを作ります。



こんな斜面で
傾きながら大きな車を操縦出来るのは
ちょっと格好いいですね。
地面に散らばっている草と
少し集められている草、分ります?
こっちの方が分るかな?

斜面の所はまだ刈りっ放し
その下の蛇行したラインが
集められた草です。
しかし、機械には限界がありますし
地面は凸凹ですから
きちんと取れない草が残ります。

画像の真ん中やや上辺りに
ちょっと残ってますね。
その(↑)アップ。

これを人間が手で集めます。
その道具。

これを使って
残された草を小山へ一緒にします。
車が走れない狭過ぎる傾斜
広がり過ぎたカーブ等も
人の手で集めます。
後で専用の車がその上を走り
草を取込むので
必要以上に幅の広い場所や蛇行し過ぎる部分の草も
手で調節します。
はい、完成。

密封された牧草は、一箇所に運び
このまま冬まで寝かして置きます。