豚の解体

注意:一部グロテスクな画像もあります。

屠殺、血抜き後。

『Bauerharz(バウエルハルツ)』という
粉を振り掛けます。
これは、豚の毛を抜けやすくする為。

血は、「Blutwurst(ブルートヴルスト)」
というソーセージを作ります。
熱湯をたっぷりと入れた後
鎖を引き、何度も豚を回します。

これは多分、女性には無理な作業です。
この豚、130kg以上あるそうですから。

動画が見たい方は、こちら(↓)。
『豚を回す』
【毛抜き】

豆腐屋のラッパみたいな器具で
皮膚を擦り、毛を抜きます。

先に付いている針では
爪を引っかけて、剥ぎます。
あらかた毛が抜けたところで
豚を台に上げます。
作業中、ガスと共に中身が噴出しない様
濡らした新聞紙で、栓をします。
残っている毛を、綺麗に剃ります。
さて、解体。

まずは、頭を落とします。
これは、洗ってそのまま
納屋に吊してました(乾燥の為)。
後ろ脚、もも肉。

外側から、皮に切り込みを入れます。
内側の皮を削いだ後、肉、関節を切り
豚足を3個ぐらいに分け
再度外側から、脚を完全に切り落とします。
(前脚も同様。)
首肉を落とします。
皮の一部(腹)を削ぎます。

皮からは、ゼラチンを取ります。
腹の皮、肉を包丁で開き
内臓を全て取り出した後
骨をノコギリで切ります。
各部位を切り分けます。

2人が切っている、丸太のような部分は
『Kotelette(コットレット=カツレツ)』
:骨付きのあばら肉、です。

スイスでは、これをステーキで食べます。
・・・すごく美味しいの。
これは、ベーコンになります。
最後に残った皮と脂身も
無駄にはしません。
皮はゼラチン。
脂身はソーセージの繋ぎに使います。

はい、これで終了。
・・・如何でしたか?