2004年12月1日 (水)  迷探偵登場 

           〜前回からの続き〜

H嬢が話してくれた、従業員3人のタイプは、次の通りです。

【A嬢】
慎重165cm位。太っている。30代半ばで独身、多分、恋人もなし。ごく普通の茶色の髪と目で、容姿はやや劣る。
行動が遅く、気が効くタイプとは言えないが、与えたれた仕事は最後まで粘り強くする為、ミスも少ない。大抵、客商売に無難な、ダーク系のスーツを着ている。
上司であるH嬢を恐れているのか、注意をされると、過敏に反応するきらいがある。
遅刻、無断欠勤などはなし。

【B嬢】
小柄で30代前半。夫と小さい子供が2人いる。髪は、明るい茶。大人しく、特に目立つ特徴はなし。
仕事も、特に可もなく不可もなく。週2回だけのパート勤務。

【C嬢】
20代半ばで165cm強。金髪で青っぽい目。恋人がいて、時々、仕事の終わった彼女を店に迎えに来る。
すらりとした体型で、美人と言えなくもない。服装も、年齢に相応しく、流行などを取り入れている。
人当たりが良く、客の受けは良いが、若いせいか、幾分軽薄な感じがすることもある。

「A嬢は、慎重なタイプ? それとも陰気で暗い感じ? 独身でいること、気にしている風?」 
「暗くはないわね。仕事が出来るとは言えないけど、与えられた事は最後まで責任を持ってするわ。ちょっと融通の利かない感じで、何をやるにも私に聞きに来るけど、勝手に余計な事をして困る、ということもないわね。恋人に関しては、半分諦めちゃっているみたい。痩せれば、もう少し自信も出ると思うのだけど」
「H嬢の直感ではどう? 彼女は、信頼できる人物?」
「ええ、出来ると思う。実際、私がいない時には、何となく彼女が責任者のような感じではあるのよ」
「それは、3人に地位みたいなものがあるの? それとも、貴方がそう頼んだの?」
「いいえ、3人は皆、同じ立場よ。たまたまスケジュールで、私が休みの日は、いつも彼女が出勤になっているから、何となくそうなったの」
「それについて、他の二人はどんな反応をしているの?」
「B嬢は、何も言わないわ。C嬢は、A嬢が好きじゃないみたいね。いつもA嬢の文句を、私に言いに来るわ」
「でも、自分が責任者になりたい、とは言わないのね?」 
「ええ、そうだけど・・・・・・」
「前向きな解決策を、提示したりもしないのね?」
「しないわね。単に、愚痴りに来るって感じかしら」
「表面上はどう? 二人は仲が良いの?」
「そうね、問題なく一緒に働いているわ。多分A嬢は、C嬢が私に言っていること、知らないと思う」
「A嬢は、C嬢について、貴方に愚痴ったりするの?」
「いいえ。まだ、そういう事は一度もないわ」
「B嬢だけは、パート勤務よね。彼女は、もっと働きたいと言っている?」
「ええ、言っているわ。子供にお金が掛かるから、もう少し稼ぎたいみたい。出来たら、他の皆と同じ様に、毎日働きたいみたいね。ただ、今の所店の方は、そんなに人員は要らないのよ」

「そう。・・・・・・時計の置いてあった場所に付いても、詳しく話してくれる?」
「それがね、何ともおかしな場所なのよ」
そう言うとH嬢は、建物の構造から、丁寧に説明を始めました。

              〜次回に続く〜

2004年12月2日 (木)  迷探偵登場 

            〜前回からの続き〜

その建物は、円形の筒状になっていて、中心に階段とエレベーターがあり、各階毎に複数の店舗が、そのエレベーターと階段を囲むように配置されています。
階段の踊り場には、工夫を凝らしたオブジェが飾られ、その一つの、地球だか水晶球だかをかたどった、天井から吊るされた大きな丸いオブジェの上に、盗まれた時計が、プラスティックのパッケージに入ったまま、置かれていたそうです。

ちなみに、各店舗の従業員は、決められた時間内の他は、つまり、その建物自体の営業時間外には、たとえ自分が勤務している店でも、勝手な出入りは出来ません。

「そのオブジェだけどね、普通の人には届かないような、高い所にあるのよ」
H嬢は、理解しかねる、とでもいう風に言いました。
「オブジェの位置は、床からどの位の高さ? 上の階から手を伸ばしたり、ちょっと投げたりしたら、その時計をオブジェの上に置ける?」
「上の階からそのオブジェに触れるのは、まず無理ね。投げるにしても、オブジェは丸いから、時計がちょうどそこに留まるようにするのは、ちょっと難しいと思うわ。床からオブジェまでは、そうね、2m50cm〜3mって所かしら」
「もし、3人の誰かが、時計をそこに置いたとしたら、梯子か何かが要るってことね? 梯子か踏み台になるような物は、どこか手近な所にあるの?」
「踏み台は、店から椅子を持って行こうと思えば、出来ないこともないと思うけど、誰にも気付かれずに椅子を持ち出すのは、無理じゃないかしら? 梯子は、警備室に行けばあると思うけど」
「3人の内、店の閉店後か開店前に、その建物の中にある程度の時間、一人で居ることの出来る人はいる? もちろん、他の店舗の人や、警備員に見付からないでよ」
「いないと思う。建物自体の鍵は、警備員が管理しているから、店の開店時間よりずっと早く来たり、遅くまで残っていたら、警備員が気付くわ。閉店後にぐずぐずしていたら、他の従業員も変に思うわよね。・・・・・・可能性があるとすれば、開店前に、他の人より少し早く来ることだけど・・・・・・15分や20分早く来たとしても、他の従業員が出社するまでに、店を開けて、時計を盗んで、椅子を階段に持って行って、オブジェの上に乗せてまた戻って来るのは、ちょっと考え難いわ」
「そうね。そうなると、かなり計画的な犯行だし、それだと、私の考えには合わないわ」
「・・・・・・ということは、時計を盗んだのは、あの3人じゃないって事? でも、お客さんにあの時計を持ち出すことは、絶対無理よ。少なくとも、私たちの誰かが気付く筈だわ」

「あのね、私、大体分かったような気がする」
私の言葉に、H嬢の声が、3音階ぐらい上がりました。
「え、本当!? 誰がやったと思うの?」
「H嬢、貴方も本当は、分かっているんじゃない? ただ、貴方の場合は、直感で分かるのよね。貴方の直感で合っているわよ。それから、貴方がそれを認めたくないのも、私には分かっているわよ。だから、この“私に”電話したんでしょう? 貴方が聞きたくない事でも、ずばっと言うだけの図々しさがあるものね、私には」
そういう私の耳に、電話口の向こうから、H嬢の苦笑いが聞こえました。
「でも、何で彼女が・・・・・・それに、どうやって?」
H嬢は、諦めたようにため息を吐きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて皆さん

私は、スイス時間の木曜日と金曜日、お出かけして来ます。
この日記、本人の意思とは関係なく、書いているうちに、推理小説風になりましたので、ここでちょっと『読者に挑戦』とでも洒落ましょう。
まあ、何のトリックもありませんので、皆さんにはもう、分かっていると思いますが、「誰が何故、どのようにしてやったのか?」、良かったら私が戻るまで、ああでもないこうでもないと、掲示板で楽しんでいて下さい。

では、土曜日(ひょっとすると月曜日?)にお会いしましょう。        みんつ

              〜次回に続く〜

2004年12月3日 (金)  戻りました。

皆さん。

只今、帰宅しました。
スイスはまだ、金曜日の深夜です(日本より、8時間遅れなのです)。

ちらりと掲示板を見たら、随分書き込みがあり、大変嬉しくなってしまいました。
皆さんを焦らすつもりはありませんが、今日はもう遅いので、このまま寝ます。
「犯人は誰だ?」の解決編と、掲示板のお返事は、予定通り明日にさせて頂きますね。
という事で、もう少しお待ちください。

では、また明日。        みんつ

2004年12月5日 (日)  迷探偵登場 

             〜前回からの続き〜

「H嬢、もういくつか確認させて」
私は、自分の推測の基盤となっている事柄について、間違いがないかどうか、確かめました。
「貴方、C嬢は美人だって言ったけど、どっちかっていうと、とびっきりの美人ではなくて、Bクラスの美人じゃない? 金髪も、染めているのじゃない? それから、彼女、お金には不自由してないわよね? まだ、実家に住んでいるのかな? 多分、両親は、そこそこのお金持ちで、彼女は甘やかされて育った方でしょう? お父さんは、仕事が忙しくて、娘と一緒にいる時間が少なくて、その罪悪感とか愛情を、物を与えることで補っていたような人。それと、彼女の恋人は、背の高い人でしょう? ひょっとすると、外国人?」
「何で分かるの! そうよ、みんつの予想、全部合っているわ」
「ちなみに、彼女の恋人の身長は、どの位?」
「2m近いわ。彼なら・・・・・・あそこに手が届くわ」
「それじゃ、C嬢で決まりね」

「・・・・・・実はね、私も彼女を疑っていたのよ。ただ、何の証拠もないし」
H嬢が、ついに言いました。
「後ろめたかった?」
「ええ、そう。みんつ、どうしてC嬢がやったと思うのか、説明して」
「これは、私の経験に基づく意見だから、必ずしもいつもそうだとは限らないし、貴方の周りもそうだとは、言い切れないからね。その辺は、ちゃんと差し引きして聞いてね。
それと、この一連の事件が、同一人物によって引き起こされたっていうのは、私達2人とも一致した意見よね? でないと、貴方の店は泥棒だらけ、ってことになっちゃうものね」
そう前置きをして、私は自分の推理を話しました。

バックの代金が不足していた事件について:
単純に考えて、C嬢以外の人には証人がいます。
仮に誰かが嘘を吐いて、封筒から1人分のお金を盗んだとしても、何故C嬢が犯人を庇うのか、納得出来ません。
第一、そんな事をしたら、「彼女は、皆がもめないようにもう一度払う、などと言っているが、本当はまだ払っていないから、そんな事するのではないか?」と疑われるのが落ちです。既にお金を払っている人物なら、「私は、ちゃんとお金を払ったのだから、封筒の金額が合わないとしても、ミスをした人か、店が補充すべきであって、自分には関係ない」と思うのが普通ではないでしょうか。

A嬢の愚痴を言いに来る事について:
C嬢は、愚痴を言うだけで、決して解決策を提示しません。これは、解決する気のない事を上司に話しに来る、という事です。そんな事をしたら、上司から「こいつは仕事が出来ない」と思われるだけです。
ということは、C嬢の目的は、仕事に関係のない事です。

上の2つの事から、C嬢が得るもの、もしくは得られると思っているものは、何でしょう?
・・・・・・H嬢からの注目、です。つまり、現在C嬢の周りにいる人物の中で、一番偉い人からの注目、です。
では、C嬢は何故、それが欲しいのでしょう? 
権威のある人に庇護を求めるのは、どんな人でしょう? しかも、それを得るに見合う努力もせずに、です。
「それって、まるでうちの息子みたいだわ。彼、今8歳だけど・・・・・・」
H嬢は、私の問いに、こう答えました。
私もそう思います。親に甘えたい子供、です。

              〜次回に続く〜

2004年12月6日 (月)  迷探偵登場 

            〜前回からの続き〜

「C嬢が、A嬢の愚痴を言いに来た時も、足りないお金を払った時も、貴方は、彼女の望んでいたような反応は、しなかった筈よ。多分、上司として的確なアドヴァイスをしたか、何が言いたいんだろう、って顔をしていたんじゃない? 貴方、そういうところ意外と鈍いから」
私が言うと、今まで電話の向うで、神妙な声を出していたH嬢が、いきなり笑い声を上げました。
「ええ、確かにそうだわ。『A嬢は、そんなに酷いとは思えない』とか、『それは、私が今後気を付けるから、貴方は気にしないで良い』とか言ったように思うわ。バッグの代金の時は、全く理解出来なかったし」

「さて、ここからが問題よね。貴方の息子はどう? それでもママに注目されたい時、何をする?」
「私が普段、してはいけない、って言っていることね」
「そう、子供にとっては、怒られる事も注目なのよね。彼女、中身は子供なのよ。
時計については、盗んだって意識すらないと思うわよ。
店から持ち出して、迎えに来た彼氏に『この時計、店から持って来ちゃった。あげるわ』ってぐらいだったんじゃないかな。で、『俺、そんなの要らないよ』『私も要らないわよ』『じゃあ、どうするんだよ?』っていう感じで、たまたま通りがかった所にあったオブジェの上に、彼氏がひょいと時計を乗せて・・・・・・
背が高い男性が、とりあえず物を置く時って、うちもそうだから分かるけど、高い所になのよ。私なんかから見ると、隠したとしか思えないような高い所に、ひょいと。
C嬢、時計を持ち出した後に、どうしようとかは、何も考えていなかったんじゃないかな」

「彼女の家庭環境とかは、何で分かったの?」
「盗んだ時計を持って帰らないって事は、物が欲しい訳じゃないわよね。欲しくない時計を持ち出すのは、何かあったら、お金を払えばそれで済む、と思っているからね。つまり、物の価値がちゃんと分かっていないって事よね。
大切でない物が回りにたくさんあるような環境、どれかが無くなっても、すぐに次を買ってもらえる環境・・・・・・お金がある家庭ね。
お金があっても、子供のことを考えて、そういう事はしない親もたくさんいるけど、忙しかったりして、十分に愛情を与えられない親は、物を買って埋め合わせる事が多いのよ。
そういう風に育つと、子供は自信のない人間になるわ。
愛って、買えないでしょう。どんなに物があっても、愛が足りないと、子供は自信のない大人になる。
ある程度の歳になると、そういう事も大抵自分で処理して行くんだろうけど、まだ親の庇護の元だと・・・・・・実家から通っていて、自立していないとかね・・・・・・今度は、周りの偉い人からの注目が必要になる。
自分の周りにいる偉い人に、一番可愛がられていないと、不安なのよ。でも、努力して、良い仕事をして認められるっていうのは、いつも何でも与えてもらって育つと、難しいわね。
だから、他を引き下ろして、自分を良く見せる。・・・・・・A嬢の愚痴を言いに来る、これがそうね。
それが上手く行かなかったんで、今度は心優しい人になって、貴方に誉めてもらおうとした。・・・・・・これは、お金を払わなかった犯人を庇って、2度もお金を払ったってやつよね」

「ああ、参ったわ。そんな事、考えもしなかった。でも、そう言われると、普段の何気ない事で、色々思い当たる節があるのよ。・・・・・・Bクラスの美女については?」

今ではH嬢、好奇心で一杯な様子です。

                〜次回に続く〜

2004年12月7日 (火)  迷探偵登場 

             〜前回からの続き〜

「Bクラスの美女はね・・・・・・」

私は、これを説明して良いものかどうか、ほんの少しだけ躊躇しました。
例え仲の良い友人だとしても、H嬢も女性です。あまり聞きたくない事もあるかも知れない、と思ったのです。

「あのね、とびっきりの美人は、放って置いても、いつも皆に注目されているわ。
こういう言い方、嫌かも知れないけど、実際女性にとって、ものすごい美人であるって事は、かなりの自信になるわよね。それだけで、色々な事が簡単になるでしょう。
それとは反対に、全然美人じゃない女性は、最初から他の事で自分の価値を出そうと努力するから、ある程度の大人になると、やっぱり自信が出て来るのよ。
努力すれば成し得る事が出来る、っていうのを知っている人には、他人からの注目は、さほど重要じゃないわ。
だから、このどっちかのタイプに入る女性は、私の経験ではね、あまりおかしな事はしないのよ。
厄介なのは、Bクラスの美女。
そこそこ手持ちの素材で勝負出来ちゃうから、甘えが出るのね。でも、Aクラスが現れた途端に、地位が脅かされるから、いつも他人からの評価が重要になる。
全ての人に良い評価が貰えないと、穏やかでいられなくて・・・・・・だけど、そんな事は不可能だから、この手のタイプは常に不安なのよ」

「金髪が染めているものだっていうのは、どうして分かったの?」
「あははは、これは簡単。スイス人に、本物の金髪は少ないわ。大抵のスイス女性は、セクシーだとか知的に見られたいから、ダーク系に染めるけどね。
・・・・・・心優しき天使のような美女には、何が必要? 個性的な、各自の好みによる美じゃなくて、一般大衆から愛され、可愛がられる美よ」
「金髪に青い目・・・・・・」
「絶対じゃないけど、まあこれは、美女のシンボルみたいなものよね。誰からも好かれる無垢な美人っていうのが、C嬢の理想じゃない? 彼女が貴方と話す時、『個性を持った一人の大人の女性として、はっきり意見を言う』っていう話し方は、しないでしょう?」
「ああ、その通りよ。みんつ、貴方、良い探偵になれるわよ」
「ありがとう。私、ちょっとは役に立てたみたいね」
そう言って笑う私に、H嬢は、再び深刻な声を出しました。

「これから、どうしたら良いのかしら?」
「これは、あくまでも私の推理よ。何の証拠もないわ。残念だけど、今出来ることは、何もないわね。C嬢をしっかり見張って、この次おかしな事をしたら、証拠が掴めるようにするぐらいね」
「・・・・・・やっぱり、何も出来ないのね」
「出来ないわね。C嬢の勤務態度を常にチェックして、必要な材料が揃ったら、クビにするなり何なりしたら良いわ。それまでこの話は、貴方一人の胸に仕舞って置いた方が良いと思う」

その日、私達の会話は、それで終わりました。

              〜最終回へ続く〜

2004年12月8日 (水)  迷探偵登場 

               〜前回からの続き〜

数日後、H嬢からまた電話がありました。
「みんつ、今、良い?」
H嬢が、急いたように言います。
「うん、良いけど。どうしたの?」
「例の事だけどね。あれから、急な展開があったのよ。貴方にまず伝えたくて、今日は、急いで帰って来たのよ」
今度は、私が好奇心で一杯です。

「私ね、やっぱり、どうしても黙っていられなかったの。毎日出社する度に、もやもやした気持ちになって。・・・・・・昨日、ついに我慢出来なくてね。言っちゃったのよ!」
「で、どうなったの?! さあ、全部話して」
私が言うと、H嬢は焦らすように少し笑ってから、ゆっくりと話し始めました。

昨日、H嬢は出社するとすぐ、3人に集まってもらって、きっぱりと言ったそうです。
「この間の時計を盗んだのは、どう考えても私達従業員の誰かとしか思えない。私は、ここでその人の名前を言うつもりはないけれど、誰がやったのか分かっているし、どうやったのかも、全部分かっている。この次同じことが起こったら、迷わず警察を呼びますので、あの時計を盗んだ人は、肝に銘じて置くように」

すると、いきなりC嬢が、大声で叫びました。
「私がやったって言うのね! そんな酷い事、どうして言えるの!」
H嬢は、自分でも驚くほど、冷静に答えました。
「私は別に、貴方がやったとは言っていないわ。私も含め、この店の従業員の誰かがやった、と言っただけよ。貴方じゃないのなら、気にする必要はないわ」
「でも、店長は、私がやったと思っているのでしょう! 証拠もないのに。・・・・・・気分が悪いので、私、今日は帰ります」
C嬢は、呆気に取られている皆を残して、早退しました。

「あら、瓢箪から駒ね」
「まだあるのよ。今日、C嬢から店に速達で、2週間の休暇願いが届いたの!」
「ええっ! それは、期待以上じゃない」
「そうなのよ。でね、思い切って、上司にこの件を話してみたの。そうしたら、
『C嬢をクビにするのは簡単だけど、君の上司としての手腕も、問われる事になるよ。このまま様子を見て、自主的に辞めるならそれで良いし、そうでなければ、もう少し彼女を使ってみないかい? もちろん、また同じ事をしたら、次は僕の方からクビにする。今回は、君の裁量で頑張ってみないか?』
って言われたの」
「で、やってみるのね?」
「ええ。そういう部下も扱えるかどうか、良い機会だから、試してみようと思うの」
「うん、私もそれが良いと思う。クビにするのは、いつでも出来るものね」
「C嬢、また仕事に来るかしら?」
「さあ。こればかりは、何とも言えないなぁ。案外、何事も無かったように来たりしてね」
「私も、何となくそんな気がするの」
私達はそう言って、電話を切りました。

2週間後、C嬢は今まで通りに出社し、今まで以上に働きました。
H嬢も、同僚2人も、例の件には一切触れず、C嬢を受け入れました。
そのかいあってか、今では4人が1つのチームとして、気持ちを揃え、職場は良い雰囲気になったそうです。

                   〜完〜

2004年12月10日 (金)  実行あるのみ!

今まで、スイスで何度も引越しを経験しましたが、私はまだ、自分だけの部屋を持った事がありません。
最初の数年間は、部屋数が足りなかったため。次の数年間は、夫B氏と共有の書斎だったため。そして、前の家では、部屋数はたっぷりありましたが、居間しか暖房出来なかったため。

今の住いに移り、私が自分だけの部屋を欲しがた時、B氏は、あまり良い顔をしませんでした。
「俺と一緒の書斎じゃ、嫌なのか?」
「そうじゃないけど・・・・・・気兼ねなく、自分の好きなように出来る部屋が欲しいの。ほら、貴方はいつも、全ての部屋をマーキングしているでしょう。居間にも寝室にも台所にも、そこには必要のない、貴方の物がこっそり置いてあるわ。自分の書斎があるのに、現に私の机の上には、貴方の手帳が置いてある。何だか、貴方の部屋の隅で生活しているみたいで、落ちつかないのよ」

すると、渋々ながらもB氏は、何故か、一番良い部屋をくれました。
その部屋には暖炉があり、広さも十分です。
しかし、一番良い筈の部屋を貰った私、何だか気に入りません。
まず、自分の部屋に入り切らないという理由で、壁の一面が、B氏の本で占領されています。そして、暖炉用の薪と新聞の束が、常に部屋の一角を占めています。
何よりも気になるのは、寝室へ行くには、私の部屋を通り抜けなければならないことです。
薪を焚く時、寝室へ行く時、そして何故か、自分の部屋へ行く時も、B氏は必ず私の部屋を通り抜けます。まるで私、B氏の通り道に暮らしているかのようです。

「この部屋は、どうも落ちつかないのよ」
何度もそう言う私に、B氏は不満気です。
「一番良い部屋を上げたのに、何が気に入らないんだ」
「ねえ、私、貴方の小さな部屋で良いよ。貴方の持ち物の方が多いんだから、貴方が広い部屋を使えば良いじゃん」
「でも、俺の部屋には、暖炉がない。昼間、家にいて寒い思いをするのは、君だよ」
「あのね、昼間は日当りが良いから、貴方が思うほど寒くないのよ。それに、夕方過ぎからは、ご飯作ったりして、部屋は使わないし」
「天気の悪い日は、どうする?」
そんな会話が、数週間続きました。

「B氏、やっぱりこの部屋は、嫌なの。全然、自分の好きに出来ないもの。貴方の部屋と取り替えてくれない?」
先週私は、思い切って言いました。
「君の部屋は、一番良い部屋じゃないか。俺の部屋は、狭いぞ。天井だって片側が斜めになっているし、暖炉もない」
B氏は何故、私が良くない部屋を使うのが嫌なのでしょう?

「私は荷物が少ないから、広い部屋は要らないわ。天井が低くて困るのは、貴方でしょう。暖炉が必要なのは夜だけど、私が部屋を使うのは、昼よ。夕飯の後にPCをする貴方が、暖炉は必要なんじゃない」
私がそう言っても、B氏は何やら反対しています。
「一番良い部屋を貰って、何が不満なんだ」
と言う割には、B氏自身、その一番良い部屋に行きたくないようです。

「そうだ、部屋割りを書いてみて、どうするのが一番良いか、考えよう」
今度はB氏、紙と鉛筆を持って来ました。
「B氏、そんな事言ったって、使えるパターンは限られているのよ。一番大きな部屋は、居間にするのが妥当でしょう。パーティーの度に机を動かすなんて、私は嫌よ。一番小さな部屋は、貴方か私の書斎にしか使えないわ。となれば、寝室と、この暖炉の部屋ぐらいしか、交換は出来ないのよ。・・・・・・貴方、何で暖炉の部屋が嫌なの?」
「俺はただ、みんつに一番良い部屋を上げたいだけだよ」
「じゃあ、どの部屋が私に一番良いかは、私が選んでも良いわよね。私、貴方の部屋が良い」
「みんつ、あそこは寒いんだ。慎重に考えた方が良いぞ」
「昼は、寒くないもの」
「・・・・・・じゃあ、こうしよう。俺の部屋が昼間、本当に寒くないか、試してみろよ。1週間ぐらい試して大丈夫だったら、部屋を交換しよう」
ついに一昨日、B氏がこう言いました。

昨日の昼間、私は、自分の荷物を全部B氏の部屋に運び込み、B氏の荷物は私の部屋に移しました。本棚も机も、一人で運びました。
残ったのは、B氏の机とマックだけです。
夜、仕事から戻ったB氏に、私は言いました。
「後は、貴方のPCだけだから、いつでも好きな時に、部屋を移って良いわよ」
部屋を見たB氏、笑って「週末に移動する」と言いました。

今日、私は残りの机とマックを、隣の部屋に移動しました。
B氏が「今すぐやる」と言わない時は、待っても無駄なのです。

・・・・・・ふふふ、私、ついに自分の部屋を手に入れました。

2004年12月13日 (月)  神の試練?

確か、神様がこの世界を6日間で創り上げ、7日目にお休みを取ったから、日曜日がキリスト教徒の休日になったと、何処かで聞いた記憶があります。
6日間が、果してやっつけ仕事だったのかどうかは、この際置いておくとして、一応キリスト教の国であるスイスも、日曜日は安息日です。

教会の壁画などを見ると、色々な道具がイエスの周りに描かれ、安息日にこれをするとイエスを傷つける、とされることが教えられています。
たとえば、大工道具。これは、安息日には働いてはいけない、という意味です。
ベッドの画もあります。これは、安息日には、ベッドの中でのお仕事も禁止、ということです。

これらの事柄がどの程度守られているのかは、その地域や個人の宗教観念と比例しています。
そして、私のような外国人がどうするかというと、ご近所がどの程度厳粛なキリスト教徒かを見極め、それに合わせるのです。
簡単な話、運が良ければ、日曜日に何をしようと文句が来ないし、その反対なら、家の中で静かにしているしかない、ということです。
これは法律でも決められていますので、隣が警察に電話をすれば、私は罰金を払うなり、逮捕されるなりしなければいけなくなります。
まあ、極端な地域を除いては、自分の家で何かをする位では、文句は出ませんが、大きな音の出る機械を使うようなことは、普通、しません。

実は、これが案外、困るのです。

スイスでは、商店の営業時間は、平日が18時30分まで、土曜日が16時までです。
日曜日は、もちろんお休みです。
そして、町の大きなお店以外は、12時から14時前後まで、昼休みが入ります。
皆さんが、独身で一人暮らしだとしたら、買い物はどうしますか?
18時位で仕事を切り上げ、急いで買い物をする。
日用品なら、それで足りるかも知れませんが、服や大きな買い物の時は?

スイスでは、共稼ぎの家庭が一般的ですので、皆さん、土曜日に買い物に行くのですが、毎週土曜日の街は、そういう人達でごった返していますから、買い物も1日がかり、ということも珍しくありません。

買い物で土曜日がつぶれてしまうとすると、家の仕事はいつやりましょうか?
例えば、庭の芝刈りなどは?
日曜日は、もちろん駄目です。安息日ですから、芝刈り機のような、大きな音の出るものは使えません。車に掃除機をかけるのも、やはり騒音がちょっと・・・・・・。
私の知人などは、日曜日に畑仕事をしていて、隣の奥様に怒鳴り付けられたそうです。

我が家では、私が専業主婦ですので、今までは問題がありませんでした。
はい、今までは、です。

実は今年、夫B氏が二つの区域から、薪用の樹を買っていまして・・・・・・私は、来年用の樹を買ったのだとばかり思っていたのですが、B氏が言うには、今年用だとか。
そろそろ冬も本格的になり、雪が何度も降っているというのに、私たちの樹は、まだその辺に放り出されたままなのです。
夏の間に、前に住んでいた家用の薪割をした為に、今の家用の分が残ってしまったのです。
その上、天候やら大きな買い物やらの為に、多くの土曜日が過ぎてしまいました。

日曜日に、楔や斧でカーン、カーンとアルプスに響き渡る音を立てるだけでも、まずいのではないかと思っているのに、チェーン・ソーで樹を切るのは、いくら私でも及び腰です。
しかし、今の内に切ってしまわないと、樹は、深い雪の下に・・・・・・。
その樹を切らないと、冬用の薪が足りないのではないかと、B氏は心配しています。

神様・・・・・・私に、平日に山の上まで何kmも、重いチェーン・ソーを担いで行け、ということでしょうか?

2004年12月15日 (水)  テスト

今日は、ちょっとおふざけを。

以下の質問に、「はい」「いいえ」で答えて下さい。

1、早起きは得意だ。
2、他人からどう思われているか、気になる。
3、日に一度は外へ行き、体を動かさないと、気分がすぐれない。
4、太っている知人がいるとつい、「痩せた方が良いんじゃない?」と言ってしまう。
5、新しい分野に挑戦するのは、あまり好きではない。
6、選挙は欠かさず投票する。
7、甘いものが好きで、食後のデザートは欠かせない。
8、コーヒーは、断然エスプレッソだ。
9、お酒の味や銘柄には、ちょっとうるさい。
10、食料品を買うときは、値段よりもイメージが気になる。
11、洋服は、黒を着ることが多い。
12、スポーツをするなら、団体競技より個人競技の方が好きだ。
13、さほど親しくない人でも、誰かと一緒にいる方が、一人より楽しい。
14、格闘技よりヨガの方が、心身には絶対良いと思う。
15、他人が何をしているか、気になる方だ。
16、値段の安い商品は、品質も悪いと思う。
17、人前で歌うのは嫌だ。
18、家に帰ると、まず音楽をかける。
19、自分より若い世代から、格好悪いと思われるのは嫌だ。
20、部屋の中は、いつも清潔でないと落ちつかない。
21、人ごみが嫌いだ。
22、自転車は、自分で修理する。
23、人と争うのは苦手だ。
24、本心では、自分に自信がない。
25、パートナーには、断然知的な人が良い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、『貴方のスイス人度テスト』です。

「はい」は、幾つありましたか?

−5個以下
全く心配は要りません。
貴方はごく普通の方です。そのまま、自信を持って生活して下さい。

−6〜10個
今のところ、特に気にすることはありません。
リラックスして、日々の生活を楽しんでください。

−11〜15個
やや注意です。
老後の安定を気にするあまり、普段の生活が疎かになってはいませんか?
今あるこの時は、二度と訪れません。身の回りの何気ない小さな出来事を、楽しむ努力をしましょう。

−16〜20個
要注意です。
貴方はかなりスイス人化しています。秩序にこだわり過ぎて、肝心なものが見えなくなってはいませんか?
もう少し心にゆとりを持ち、大らかな生活を心掛けてください。

−20〜25個
手遅れです。
見かけがどうであろうと、貴方は既にスイス人です。いえ、ひょっとすると、生まれて来る場所を間違えたのかも知れません。
今すぐ、スイスで暮らすことをお勧めします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

たまには、こんなの如何でしょう?

2004年12月16日 (木)  あいつ、再び。

我が家にねずみが出ることは、以前にもお話した通りですが、今まで被害がありませんので、特に対策は講じていませんでした。

夫B氏などは、その可愛い姿見たさに、床に新聞を敷いて、パンの欠片やチーズを与えていたほどです。
ただ、夜中に餌を取りに来たねずみの、かさかさと動き回る音が、私の安眠妨害になり出していたため、餌付けは、数回で中止してもらいました。

先日、私の部屋とB氏の部屋を交換した際、私はちょっとしたものを見つけました。
本棚を動かそうとした時です。

B氏の本棚はお手製で、天井に届くほど大きなものです。
もちろん、そんな大きな物を一人で動かすには、引きずる以外に方法はありませんので、私は一旦、棚の本やファイルを全部出すことにしました。
上の段から始めて、一番最後に、下の段からアルバムなどを取り出していた時です。

・・・・・・何でしょう? 
茶色い屑が、アルバムの後ろに小山を作っているのが、目に入りました。
周りのアルバムを全て出し、棚の中に頭をいくらか入れるような感じにして見ると、それは、パンの欠片でした。
ああ、B氏が上げていたパンだ!

例のねずみ、パン屑の中の大きめな欠片だけ選んで、本棚のアルバムの後ろに隠していたようです。
棚の中は、前面を揃えるようにして本を並べてありましたので、小さ目のアルバムが、棚との間に隙間を作っていたのです。
その隙間に、何とも上手にパンの欠片が隠されていました。
アルバム自体は、何度も見たりしていた筈なのに、周りを散らかしたりせず、綺麗に小山を作っていたせいでしょうか、アルバムをすっかり退けるまで、私は全くその存在に気付きませんでした。

このことを話すと、B氏が言いました。
「ねずみは、餌をいつもすぐに食べる訳じゃないんだよ。色んな所にちょっとずつ、隠して置くんだよ」
「ふふ、犬みたいね。やっぱり、犬みたいに隠し場所を忘れちゃったりするのかしら?・・・・・・あ、でも、貴方はそれを知っていて、餌を上げていたの!?」
どうやらB氏、確信犯のようです。

ねずみには気の毒ですが、アルバムの後ろはやっぱり駄目です。
私、掃除機でパンを吸うと、アルバムを棚の後ろまできっちり入れて置きました。

それから数日間、餌もなくなったせいか、ねずみの動き回る気配は、殆どありませんでした。

ところが今日、私はまた発見しました。
おかしな時間に小腹が空いた私、台所に行き、何か簡単に食べられるものはないかと、探していました。
と、目の隅に棚の上の、バナナが入りました。
・・・・・・あっ、ちょうど良いや。バナナでも食べて、夕飯まで待とう。

手を伸ばしかけて、私、ギョッとしました。
バナナが一箇所、皮ごと齧られています。
一瞬、事態が飲み込めずにいた私の視界に、今度は小さな黒い物体が映ります。
胡麻2つ分ぐらいの大きさの塊が、バナナの周りに2、3個落ちています。
・・・・・・ああ、ねずみがバナナを食べて、お土産を置いて行ったようです。

でも、どうやって?
昨日まで、バナナは何ともありませんでした。それは、確かです。
大体、その棚には色々な食べ物が載っていますが、今まで一度も被害にあったことはありませんでした。
ねずみは、その棚に登れない筈です。

・・・・・・!!!あ、これだ!
やられた。ちょっと考えれば、分かるのに。

棚のすぐ横に、文字通り棚に寄りかかるようにして、暖炉用の薪が置いてあります。
その高さが、ちょうどバナナの置いてある棚の位置まであります。
あの、呑気なB氏の仕業です。

・・・・・・ねずみ対策をすべきか、B氏対策をすべきか、私、今迷っております。

2004,12,19 (so)  oshirase

minasan

ima watasino PCga osorosii otowo tatete imasu.
nikkiwo kakitakutemo WINDOWSwo hiraku kotoga dekimasen.

koremo Bshino MACde kaite imasu.

ashitamo nikkiga nakattara PCga naotte inaito omotte kudasai.

minz

2004年12月20日 (月)  祝・二万人!

昨日から今朝にかけて、私のPCが無気味な音を立てている間に、カウンターが2万を踏みました。

私のHPがこんなに上手に運んでいるのは、ひとえに皆様のおかげです。

書き込みをして下さる方、メールを下さる方、ご自分のHPの方で私とお喋りをして下さる方、日記に私の紹介を書いてくださる方、そして、表には出ないけれどここを読みに来てくださる方、本当にありがとうございます。
今後も、拙い私ではありますが、よろしくお願いします。

さて、二万人記念企画の『みんつに聞く100の質問』ですが、当初の予想よりもずっとたくさんの質問を頂くことが出来、大変嬉しく思っております。
質問を下さったのは、以下の皆さんです。
(お名前は、50音・アルファベット順です。)

おーりさん、欠食児さん、さつまいもさん、すいさん、すみれさん、そら豆さん、ダーリンこばやしさん、はれるやんさん、ビッキーさん、まーみさん、みかんずさん、美也子さん、noeさん、Rie(Japan)さん、SAKURAさん、YOUさん。

私の企画を盛り上げて下さり、ありがとうございます。

質問は、明日から何日間かかけて、日記の方で一つずつ答えさせて頂きます。
私だけでなく、皆さんも楽しめる答えになると良いのですが・・・・・・

尚、最後になりますが、私のPCは、依然としておかしな状態です。
今日、運良く動いているのは、実は、偶然PCを横向きに立てたからなのです。
私のPCはラップ・トップでして、裏を見ようと右側を下にしたら、ぱっと画面が点きました。
試しに左も下にしてみましたが、右でないと駄目なようです。
『TVの映りが悪い時は、2・3発叩いてみろ』とは良く言いますが、この次に残るのは、その方法だけかと思います。
もし、突然日記が途絶えましたら、PCの機嫌が悪いのだ、と思ってください。

では、二万人感謝記念企画、スタート!

2004年12月21日 (火)  みんつに聞く100の質問 

Q1.みんつ家の家事分担は?      質問者:Rie(Japan)さん

A1.
我が家は私が専業主婦なので、家事は殆ど私がやっています。
・・・・・・と、答えるつもりでしたが、夫B氏が何を手伝ってくれているか、試しに数えてみたら、何と、かなり申し訳ない結果になりました。

【B氏の分担】
炊事関係:
−3回に1回は、食事を作っています。
−買い物は、95%以上しています。
−食べ終わった食器は、ほぼ毎回、流しまで運びますし、必要なものは冷蔵庫に仕舞います。
     
掃除:
−風呂場の浴槽やシャワー・キャビンは、シャワーのついでに、定期的に洗ってくれますので、私は掃除した事がありません。
−トイレは、汚れた所をその都度、ちょこちょこっとやっています。
−日曜大工などで部屋を汚した場合も、その都度、掃除機をかけています。
   
洗濯:
−服をその辺に脱ぎっ放しにするのは、我が家では私です。靴下などが丸まって洗濯籠に入っていたことは、今までありません。
−取り込んだ洗濯物は、時々畳んでくれます。
−ボックスに自分の服を仕舞うのは、100%していますので、私はB氏の服がどうなっているのか、知りません。
−「濡れた洗濯物を、干し場まで運ぼうか?」とも、B氏の方から聞いてくれます。

その他:
−薪を暖炉の傍まで運んでおく。
−暖炉の灰を捨てる。
−壊れた物の修理。
−入金や支払いなど、お金の管理。
これらは、ほぼ毎回、B氏がしています。

上記以外は、私が全てします。
・・・・・・って、殆ど何もしていないように見えますよね。
私自身、これを書きながら、皆さんの「じゃあ、みんつさんは、毎日何をしているの?」という声が、聞こえそうな気がします。
あ、この質問は、今回に限り却下です。

Q2.衣食住のうち、どれに比重を置いているか?   質問者:ビッキーさん

A2.
我が家の場合2人とも、完全に『食>住>衣』です。

食は、健康的で尚且つ愉しみのあるもの、が二人の理想です。
平日は、夕飯しか一緒に取りませんので、割と時間をかけて、たまには蝋燭など灯しながら、食事をします。
あ、我が家の場合、映画を見ながら、何ていうのもありです。

住は、スイスの賃貸事情にうんざりしている私達にとって、ここ数年、重要テーマになっています。
今の部屋の次は、ぜひ持ち家をと思っていますので(可能かどうかは、置いておいて)、この部屋に関しても、使い勝手と居心地の良さのバランスに、多少気を配っています。

衣は、『着ている本人の気分が良く、ある程度場に沿った、他人に不快感を与えないもの』であれば、十分です。
ブランドや今年の流行は、二人とも興味がありません。

2004年12月22日 (水)  みんつに聞く100の質問 

Q3.私と夫B氏、動物に例えると何?      質問者:YOUさん

A3.
これは、案外すんなり出ました。

自分でも認めてしまいますが、私は、『蛇・蠍・狐』というような、ちょっとずるいイメージのある動物です。
B氏は、『シベリアン・ハスキー』。
何処かで聞いたのですが、シベリアン・ハスキーの生息地域には、天敵がいないため、あの厳つい見かけとは裏腹に、喧嘩に弱いらしいです。
そして、大型犬ですから、たくさん食べるでしょうし、その割には、なかなかの男前です。
B氏、ぴったりだと思います。

ちなみに、B氏にも聞いてみました。
私は、『毒ガエル』だそうです。
蛇のように後ろから回って、というよりは、ストレートにぴょこぴょこ、という感じだそうです。
B氏自身は、『山羊』。
理由は、敢えて聞きませんでした。皆さんで、想像してみてください。

Q4.昨日のお昼ご飯は、何?            質問者:すいさん

A4.
B氏:私の焼いたパンに、チーズを挟んだものと、水筒にフルーツ・ティーを入れて、持って行きました。

私:やはり自分で焼いた、ぶどうパンをトーストして、生クリーム(前夜のデザートの残り)とシナモンをかけて食べました。
それと、ミルク・コーヒー、机に出しっ放しになっていた、チーズ・スナック(カールのような物)少々。

Q5.B氏は、日本の何が好き?          質問者:Rie(Japan)さん

A5.
本人に聞いた所、即答で「刺身!」と返って来ました。
B氏、「日本食は、世界一美味しい」と公言して憚らないほどでして、食事に関しては、全て好きと言って良いと思います。
それ以外には、
『腹巻、温泉、恵比寿ビール、つぼ八の赤い絨毯、クレヨンしんちゃん、隣のトトロ、北野武氏、桜庭氏(プロレスラー?)、コンビニ、100円ショップ、柴犬(犬を飼うなら、これが良いそうです)、蒲団』
などでしょうか。

ちなみに、日本に居た時のB氏、割れ煎餅の大缶を部屋に常備し、朝はコンビニにアンパンを買いに行っていました。夕飯はもちろん、刺身で晩酌です。
腹巻は、スイスに戻った今でも、毎日着けています。

Q6.B氏の口癖は何?         質問者:すいさん

A6.
良く考えてみたのですが、「ない」、としか言えません。
B氏、あまり喋りませんし、私が何か聞くと、「分からない」「知らない」という答えが多いのです。
ですから、敢えて上げるなら「分からない」と「知らない」でしょうか。

口癖ではありませんが、B氏には、気に入った日本語がいくつかあるようで、それは良く口にしています。
その時々で、お気に入りは変わりますが、最近良く言うのは、『「何、この汚いバック?」「うるせえ、帰れ!」』です。
これ、ご存知の方もいるでしょうが、北野監督の『ブラザー』のワン・シーンです。最初の台詞は女性、後の台詞は北野氏のものです。
で、これをB氏は、一人でやります。
何の脈絡もなく突然、「何この汚いバック?」「うるせえ、帰れ!」と言っては、一人笑っています。

ちなみに、ちょっと前のヒットは、「ずっと」でした。
駅で車掌さんが電車を見送る時のように、片手を耳の横から前に振り下ろし、「ずぅっ〜と」という感じで、やっていました。

・・・・・・今日は、B氏特集にしてみましたが、如何でしょうか?

2004年12月23日 (木)  おしらせ

みなさまへ。

きょうは、PCのちょうしが、いけません。
かんじに、へんかんしようとすると、きょうせいしゅうりょうを、させられてしまいます。
「ふりょう・せくた」とやらが、いるそうですが、なんのことか、わかりません。
ほかは、すべてつかえるのに、かんじんな、ぶんしょうのきのうが、つかえません。

のちほど、もういちど、ためしてみますが、きょうのにっきは、たぶん、むりだとおもいます。
けいじばん、めーるへのおへんじも、PCがなおるまで、まっていてください。

なお、すいすじかんで、24(よる)から26(あさ)までは、かぞくそろって、くりすますのため、にっきはおやすみです。
あした(24)のひるまでに、PCがなおらないばあい、みなさんにおめにかかれるのは、しゅうまつあけに、なるとおもいます。

では、たのしいくりすますを!          みんつ

2004年12月24日 (金)  まだ、だめです。

みなさまへ。

ふりょうせくたはきのう、ぐうぜん、たいじできました。
なにやら、とるこのしゃしんが、こわれていたようです。

が・・・・・・みてのとおり、まだ、ぶんしょうきのうが、いけません。
2ぎょうぐらいまでは、ふつうにうごくのですが、そのあとかたまり、きょうせいしゅうりょうの、くりかえしです。

どうやら、じかんがかかりそうです。

ということで、にっきのほうは、くりすますごも、2・3にちおやすみになると、おもいます。
せっかく、2まんにんきねんの、おまつりちゅうなのに、ざんねんですが。

では、みなさん、よいくりすますを。     みんつ

そうそう、どなたか、もし、さんたさんをみかけましたら、「みんつに、PCをあげてくれ」と、たのんでください。                      

2004年12月28日 (火)  復活!?

皆様へ。

大変ご心配をおかけしましたが、どうやら、今回のピンチは脱出したようです。
プログラム全てを、インストールし直したら、以前のように「Word」が、機能するようになりました……多分。

正直なところ、まだ不安ではありますが、このまま上手く行く事を願いつつ、明日から『みんつに聞く100の質問』を、再開します。

出鼻を挫かれたような『2万人感謝記念企画』ですが、これからです!
皆さん、お付き合いお願いしますね(笑)。

そうそう、現在夫B氏が、クリスマス休暇中ですので、ひょっとすると、2週間ばかり、更新が不定期になるかも知れません。

では、B氏とPCの機嫌をうかがいつつ、再スタート!

                 みんつ

2004年12月30日 (木)  みんつに聞く100の質問 

今日のテーマは、食事です。

Q7.日本に帰国したら、何が食べたい?     質問者:すみれさん

A7.
これは、一杯あります。というか、帰国したい理由の7割近くは、日本の美味しいご飯が食べたいから、です。

では、思い付くままに、ずらっと並べてみます。
『握り寿司・キャベツの一杯入った、ソース焼きそば・秋刀魚に大根卸しをつけて・塩鮭のおにぎり・コーンともやしの乗った、味噌ラーメン・五目いなり・わらびもち・葛餅・駄菓子屋のスモモ・ほっけを辛口の熱燗で・・・・・・』

とりあえず、こんなところでしょうか。

Q8.得意料理は何?           質問者:ビッキーさん

A8.
私の料理は全て、レシピなしの『お袋の料理』というような物です。
今のところ、何を作っても、評判は悪くありませんでしたが、中でも一番受けの良かった物は、日本人・スイス人共に『春巻き』です。
実はこれ、私が唯一、作り方を母に尋ねた料理でして、私自身ずっと「母の春巻きは、どこの物より美味しい」と思っていました。

興味のある方もいるかと思いますので、レシピというほどではありませんが、書いてみます。すごく簡単ですので、良かったら試してみてください。

葱と筍を細く切り(繊維に沿った方向)、豚こま肉と一緒にボールに入れる。
,鳳、胡椒、醤油、ごま油を少し入れ、手で葱がしんなりするぐらい、もみ混ぜる。
春巻きの皮(市販の物)に包んで、揚げる。
ちなみに我が家は、これをからし醤油で食べます。

Q9.最後の晩餐は何?         質問者:YOUさん

A9.
映画で、死刑囚が最後の食事を聞かれるシーンを見ると、私はいつも、「自分だったら何を頼むかな?」と思うのです。
そして、必ず迷うのが、「和食にするか、ジャンク・フードにするか」なのです。
というのも、私はお酒が好きなので、どちらを選ぶかによって、それに合うお酒が変わるからです。両方一度には、量的にやはり無理ですし・・・・・・

和食にする場合は
生の冷酒で(冬なら熱燗)、焼き魚、刺身、海鮮サラダ、塩辛というような、居酒屋に並んでいるような物を、ちびりちびりと時間をかけて食べます。
これは基本的に、私の一番好きなタイプの食事です。

ジャンク・フードにする場合は
辛口のセクト(発泡ワイン)か白ワインで、フライド・ポテトもしくはポテト・チップス数種類、ケンタッキーのチキンフィレ・サンドとコールスロー・サラダ、とうもろこし、ミスター・ドーナツのオールド・ファッションとシナモン。

・・・・・・案外簡単でしょう、私って。

Q10.スイス料理で、一番好きなものは何?     質問者:そら豆さん

A10.
料理とは言えないのですが、スイスでは良く食べるけど、日本にはないもので、大好きな物があります。
ランデンのサラダです(生のランデンを千切りして、ドレッシングをかけるだけです)。

以前日記にも書きましたが、ランデンとは赤かぶの一種で、人間の拳ぐらいの大きさです。
刻んでいると、手もまな板も真っ赤になります。そして、次の日は、トイレも真っ赤です。

Q11.日本料理で、一番好きなものは何?      質問者:そら豆さん

A11.
塩鮭のおにぎり(もしくはお茶漬け)・・・・・かな。
塩鮭は真中に一つではなく、ご飯全体にまぶして、海苔もご飯が見えなくなるぐらい巻いて下さい。
でも、これも、料理とは言えないですね。

2005年1月の日記へ