2006年2月4日 (土)  お知らせ

皆様

急に、知人の誕生会に招待されました。
招待客の条件は、何でも「馬鹿者であること」だそうです。

夫B氏に、何度、「招待されたのは、貴方よね?」と聞いても、「否、みんつも招待されている」と答えるのです。
おかしい、そんな筈はないのだけど……

ということで、前回のクイズの答えは、月曜日まで持ち越しです。
期待させるほどのものでもないのですが、もう少しお待ち下さい。

では、今から行って来ます!

              みんつ

2006年2月6日 (月)  クイズの回答

大変お待たせいたしましたが、1月29日の「クイズ」の回答です。

A1、
『パン』



毎年1月6日はキリスト教の公現際で、この日の為にだけ売られるパンの中に、この王様が一つ入っているのです。
そして、この王様を誰が引き当てるか、皆で楽しむのです。

ちなみに公現際とは、キリストの誕生を祝いに、3人の王様(博士)が遠方からやって来たことを記念するものです。

A2、
『ジュネーブ』

スイスは多言語国家ですから、都市の名前も地域によって違うのです。

「ジュネーブ」は、それぞれ以下のようになります。
Genf(ゲンフ):ドイツ語
Geneve(ジュネーヴ):フランス語
Genova(ジェーノヴァ):イタリア語

A3、
『バチカン王国、ローマ法王の護衛』

昔のスイス人は、男の子がたくさん生まれると、食い扶持が足りないため、一人は酪農業を継ぎ、一人は牧師の学校に送られ、一人は職業軍人になり、というような習慣があったのです。
そのため、スイス人はヨーロッパ各地の軍隊で働き、名を馳せました。
そんな歴史があり、今でもバチカンの護衛隊には、スイス人でなければ就くことが出来ません。

今回のクイズ、如何でしたか?
こんな「スイスのミニ知識」も、たまには良いでしょう?

2006年2月7日 (火)  彼がもてない理由

もてる男性とそうでない男性の違いは、どこにあるのでしょう?
 
私の周りを見ていると、「放って置いても、女性の方からやって来るのでは?」と思うような男性が、意外に一人でいるかと思えば、その逆の男性が、女性を泣かせていたりするのです。
これは、日本女性である私の好みが、スイス女性とは違うからでしょうか?

現在、我が夫B氏とイタリア語圏のスイスで働いているG氏も、私に首を傾げさせる男性の一人です。
私の見る限り、G氏はなかなかハンサムですし、身長も178cmあります。心持ち痩せ過ぎではありますが、貧弱という程ではありませんし、妹二人という環境で育ったせいか、物腰も穏やかで、なかなか気の利くところもあります。
強いて難点を上げるなら、スポーツをしないことでしょうが(一般的にスイス女性は、スポーツをする男性が好きなのです)、それが絶対的な理由だとは思えません。
私は、今回で計4週間G氏と過ごしましたが、一緒に暮らしていて、居心地の良い相手でもあります。
それなのに何故、彼には恋人がいないのでしょうか?

ある晩のことです。
私達3人は、せっかく近くだからということで、イタリアにピザを食べに行きました。
ピザが運ばれて来るまでに結構な時間がかかり、空き腹にお酒の入った私達は(スイスでは、一定量以下であれば、飲酒運転が認められています)、かなりご機嫌になり、誰からともなく笑い話を始めました。

G氏も、若い頃の失敗談をいくつか話してくれました。

ある時、学校のクラスの女の子が、G氏を含めて男女数人を夕飯に招待してくれたそうです。
その女の子は、スパゲッティーを作っていたのですが、慣れないせいか、出来上がるまでに時間がかかったそうです。
そのため、ビールを飲みながら食事を待っていた男性達は、かなりお酒が回ってしまいました。

その内、誰かが言い出しました。
「スパゲッティーの茹で具合を見るには、壁に投げ付けるのが良いんだ。もしスパゲッティーが壁に張り付いたら、それはちょうど良くアル・デンテになっている、ということだよ」
それを聞いた男性達は、誰彼となく、彼女の煮ているスパゲッティーを壁に投げ付け始めました。

ところが、そこが若気の至りでしょうか、何を思ったのか、中の一人が、机の上に置いてあった、卵を壁に投げ付けたのです。
壁に当たって潰れた生卵は、酔っぱらった男性達にとって、かなり魅力的であったようで、G氏達は、今度は卵を次々と壁に投げ付け、終いには、女の子は泣きながら部屋に駆け込んでしまったそうです。

その後G氏達は、そこに招待されていた他の女の子達にこんこんと説教され、台所を綺麗に掃除し……
もちろん、その晩の夕飯はありませんでした。

別の時には、こんなこともあったそうです。

G氏は友人(男性)と知り合いの女の子の3人で、車でチューリッヒ市へコンサートを見に行きました。
当時、G氏とその友人が住んでいた町からコンサート会場までは、車で2時間ぐらいかかりましたし、女の子はもっと遠くから来ていました。

コンサートを十分に堪能し、幾らかお酒も入ったG氏達は、もう夜も遅いことですし、アパートに戻ることにしました。
チューリッヒ市を出、30分以上も経ってから、高速道路を走る車の中でG氏は、はっとしました。

「しまった! 女の子を忘れて来た!!」
そうです。帰りの車に乗っていたのは、男二人だけだったのです。

……G氏、それじゃぁ、もてないわ。

2006年2月9日 (木)  暖炉のある家

私が今住んでいる部屋は、台所と風呂場以外、床から天井まで全て木造です。
そして、家自体が築300年以上という古さですから、何度か改築がされているとはいえ、色々な部分に歪みが出ています。

その歪みが顕著なのが、各部屋のドアです。
簡単に言うなら、どのドアもきちんとは閉まらない、のです。
閉まることは閉まるのですが、かなり強い調子でばたんとやらないと、また開いてしまうのです。

私達夫婦が入居する際に、建具屋が来て、修理らしきことはしたのですが、数ヶ月と経たない内に、また元通りに閉まらなくなりました。
今のところ、下の階に住むお婆ちゃんから、「うるさい」とは言われていませんので、私達は気にせずに、ばたん、ばたんと音を立ててドアを閉め、生活しています。

月曜日のことです。

冬の間、私が毎朝最初にすることは、暖炉に薪を焚くことなのですが、この日も私は、寝起きのぼんやりとした頭で、習慣的にいつものことをしていました。
煙突への弁と空気を取り込むための小さなドアを開け、暖炉に薪をくべ、丸めた新聞紙を突っ込み、火を点けて、蓋をする。
ある程度このままで待ち、薪が綺麗な赤になったら、空気口と煙突への弁を閉め、出来上がりです。

空気口を閉めるのが早すぎると、薪が燃え切らずに火が消えてしまいますし、遅すぎると、そのまま灰になってしまいます。
煙突への弁を閉めるのは、早すぎれば煙が逆流して、部屋が煙たくなりますし、遅すぎれば、暖炉内の暖かい空気が、逃げてしまいます。
この二つを閉めるタイミングが上手く行くと、部屋の中はかなり暖かくなるのです。

さて、薪も上手に焚け、私は煙突への弁を閉めるために、いつものようにバケツの上に登りました。
実は、この弁の付いている場所が、私の背では届かない位置なので、その下に灰を入れるための大きな缶バケツが置いてあり、私は毎回、そこを登ったり降りたりしているのです。

弁を閉めた私は、やはりいつもしているように、そのまま後ろ向きにバケツを降りたのですが、どうやらこの日は、運が悪かったようです。
「あぅっ!!!」
大きな声を上げた私は、マイケル・ジャクソンも顔負けのムーン・ウォークで、部屋の中を動き回りました。

我が家の歪んだドアの一つは、暖炉の真横、ちょうど私が登るバケツの隣にあるのですが、このドアが、きちんと閉まっていなかった様です。
そして、そのドアの取手に付いている金具の部分が、バケツから降りる私の左尻を直撃したのです。
「うぅ、痛い。尻が……」

恐る恐るパンツをずり下ろして見ると、私の左尻の真ん中には、20cm位のみみず腫れが、上下に走っています。その周囲はうっすらとしたピンク色で、一部は擦り剥けています。
「こりゃ、痛いわなぁ」
そっと触れてみると、幾らか熱も帯びています。
「大した事なくて良かったけど、こんなの夫B氏に見られたら、格好悪いな。……いや、案外うけたりして。……ん、待てよ、見方によっちゃぁ、結構色っぽいんじゃないかい? ふふふ、旦那の留守中に怪しいプレイをした、有閑マダムって感じかなぁ……」

その晩は、仰向けに寝ると尻が痛いので、普段はしないうつ伏せで寝てみたのですが、涎が垂れて困りました。

そして数日後。
少々痛みは残るものの、特に勢い良く座ったりしなければ、支障はなくなりました。
「みみず腫れは、消えたかな?」
私は再度、尻を鏡で映してみました。

「げっ!!」
確かに、みみず腫れも擦り傷もなくなってはいましたが、その代りに、大きな紫色の痣が出来ていました。
この調子で行くと、B氏の戻る週末辺りには、私の左尻には、黄色とも緑色ともつかない、薄い色の痣が出来ているのではないでしょうか。

……これじゃ、有閑マダムどころか、蒙古斑の小僧だよ。

2006年2月13日 (月)  潜在意識?

「お腹空いた?」
私のこの問に対する夫B氏の答えは、99%こうです。
「否、まだ空かない」
残りの1%は、「分らない」か「みんつは?」です。

しかし、私が何かを作ると、99,9%B氏は一緒に食べます。
また、「じゃぁ、私、自分の分だけ軽く作るわ」と言うと、やはり99,9%B氏はこう言います。
「あ、俺もちょっと食べようかな」
両方共、残りの0,1%はB氏が病気の時です。

これは、一体どういうことなのでしょう?

日曜日の午後です。
夕飯にはまだ早いけれど、遅い朝食しか摂っていなかった私は、お腹が空きました。
今きちんと食事を取り、夕飯を軽くすべきか、夕飯までの繋ぎとして、今は軽く済ませておくのが良いのか迷った私は、B氏に聞きました。
「B氏、お腹空いた?」
B氏も空腹であるなら、今ちゃんと食事を作り、夕飯は簡単に済ませようと思ったのです。

B氏の答えは、いつも通り「否、まだ空かない」でした。
予想通りと言えばその通りですから、こういう質問をすること自体愚かなのですが、生活の習慣というのは恐ろしいもので、私は無意識に聞いてしまったのです。

まだお腹が空いていない、しかし、きっと食事をするに違いないB氏を前に、私は最初の疑問に戻りました。
今、きちんと食事をするべきかどうか……

ふと見ると、「お腹は空いていない」と言いつつも、好奇心一杯の表情で、B氏が私を見ています。
その目は、明らかに「みんつが何か作るのなら、俺も食べる!」と言っています。
こういうときB氏は、何故「そういえば、俺もお腹空いたな。何か食べようか?」と言わないのでしょう?

私は試しに、こう言ってみました。
「じゃぁ、私は、昨日の残りのスープでも食べるわ」
するとB氏は、やはりこう言いました。
「あ、俺も少し食べようかな」

ところが、私がスープを温め始めると、B氏は何処かに行ってしまいました。スープは既に出来ていて、温めるだけなのですから、5分とかかりません。
一緒に食べる気があるのに、何故敢えて今、どこかに行くのでしょう?
「食事が出来上がったら、探し出して、呼びに来い」ということなのでしょうか?
実は、これも良くある、私には理解しがたいことなのです。
お腹が空いているのは私ですから、消えたB氏のことは放って置いて、私は一人でスープを食べ始めました。

少しすると、B氏が私のいる居間にやって来て、言いました。
「スープ、まだある?」
先程一緒に食べると言ったのですから、私は当然B氏の分を残してあります。そしてそれは、もちろん台所の鍋の中です。
しかしB氏は、そう言ったきりソファに座り込んでいるのです。
「今、食べる? 持って来ようか?」
そう聞く私に、B氏はにっこりと頷きました。

私が自分の食事を中断して、スープを運んでくると、B氏はソファに座ったまま、手を出します。
「ここで食べるの? それとも、後ろの机に置こうか? ほら、汁が一杯あるからさ、膝の上じゃ危ないんじゃない?」
「大丈夫。慎重に食べるから」
「そう? じゃ、こぼさないように気を付けてね」
少し不安ではありましたが、私は、B氏にスープ皿を渡しました。

が!
座っているB氏に、立ったまま渡したため、皿が私の気付かないところで、微妙に傾いていた様です。
B氏の大事なところに、スープがじゃーっとかかってしまいました。
「ごめん! 火傷してない?」
「ああ、そんなに熱くなかったから」
「今の、わざとじゃないからね」

……ええと、少なくとも、意識してやったわけじゃないです。

2006年2月15日 (水)  イタリアは美味しい

現在イタリア語圏のスイスで働いている、夫B氏とその同僚G氏は、毎週1回イタリアまで足を伸ばし、レストランで夕飯を取るそうです。
私が付いて行った時も、水曜日はイタリアで夕飯となっていました。

分らない方もいるでしょうから、少し説明しますと、スイス人にとってイタリアというのは、食文化の豊かな国、というイメージなのです。
G氏のように、例えトンカツにフライド・ポテト、ビールというようなメニューであったとしても、イタリアで食べるというのは、何だかわくわくするのです。

仕事の後にシャワーを浴び、車で国境を越え、まずはスーパーで少し買い物をして、お決まりのレストランに行き、軽くお酒を飲んで、美味しいご飯を食べ、ご機嫌で帰って来る。
これが、彼らの行事です。
(スイスでは、一定量以下の飲酒運転は、合法です。)

ところがここに一つだけ、問題があるのです。
それは、スイスに入国する際の税関です。
どうも毎回、不愉快なコントロールを受けるらしいのです。

B氏は何処の国の税関でも、何故か呼び止められていますが、どうやらG氏も、そのくちの様です。
いえ、それどころか、かなり痩せていますので、危ない薬をやっているのではないか、と疑われたこともあるそうです。
ですから二人は、税関が近づくと音楽を止め、背筋を伸ばし、出来るだけ愛想の良い笑顔で車の窓を開けます。
そうそう、G氏は一度、散髪すらしたことがあるそうです。

私が付いて行った、ある水曜日の晩のことです。
その晩も、ご機嫌でスイスに戻って来た私達を、税関の職員は止めました。

物々しくパスポート類をコンピューターにかけ、車の中を調べ(敷物まで持ち上げていました)、G氏の顔に懐中電灯の光を当て、「この近くに住んでいるのか?」等と聞きます。
IDカードに住所は書いてあるというのに、です。
そして、免許証だの車検証までチェックし、何も違反がないと分ると、「さっさと行け」というような身振りで、私達を追い払いました。

実は、職員は二人いたのですが、一人は終始気を付けの姿勢で、両手を腰の前で合わせ、神妙な顔でもう一人のすることを見ていました。
多分、研修生の手前、先輩は格好を付けて見せたのでしょうが、正直なところその態度は、かなり不愉快なものでした。

車を出し、税関が見えなくなると、B氏が涙目で言います。
「俺、こういうのはホントに苦手なんだ。何にも悪いことはしていないのに、疑われると緊張しちゃって。虐められているような気分で、すごく嫌だ。俺の手、震えてるよ」
私はこういう時、案外楽しんでしまうのですが(この時も実際、記念のスタンプを押してもらおうかどうか、迷っていました)、B氏は見掛けの厳つさとは裏腹に、かなりの小心者なのです。

するとG氏が、後ろの座席から言います。
「俺もだよ。来週は、税関が閉まるまでレストランで待って、もっと遅く戻ろう」
……あんた達は、揃いも揃って、全く。

さて、その翌週です。
週末に戻ったB氏が、してやったりという顔で、私に話しました。
「みんつ、例の税関だけどな、俺たちは対策を講じたんだよ。そうしたら、見事に上手く行ったんだ。何をしたと思う?」

税関の閉まる深夜まで、レストランで待ったのではなさそうですが、二人は何をしたのでしょう?
綺麗な格好で行った? G氏の立っている髪を七三にした? 否、がつんと上手に出た?

「分かんない。何したの?」
「へへへ、全ての証書類を前もってまとめて置いて、何も言われない内に、先に提出したんだ! やつら、すぐに俺たちを行かせたよ」

……それって、ものすごく弱気な対策じゃない?

2006年2月16日 (木)  ドイツ語講座(毒づき編)

「きっと皆、興味はあるだろうな」と思いつつも、「こんな事教えちゃ、まずいかな?」と躊躇していたのが、いわゆる『汚い言葉』です。
不思議なことに、この手の表現は、日本語には殆どありませんよね?
「糞ったれ」ぐらいでしょう?

ところがこの手の表現、一回や二回ではとても書き切れないぐらい、ドイツ語にはたくさんあるのです。
もちろん、そのまま罵り言葉として使う場合もありますが、単なる感嘆や強調を表す時にも使えるのです。
これらは、決して品の良い言葉遣いではありませんが、日常会話の中に、かなり頻繁に出て来ます。

ということで、今日はそんな言葉を幾つか紹介しますので、洒落程度に読み流して下さい。

【Scheisse(シャイセ):糞】
「シャ」の部分にアクセントを付けます。
本来の意味は「大便」の事ですが、何かが思い通りに行かなかった時、嬉しくないハプニングがあった時などに使います。
これは、かなり良く耳にします。

例えば、うっかりしてお気に入りのカップを割ってしまった時など、「シャイセ」です。
密かに恋していた女性が、格好良い男性と歩いているのを見てしまった時なども、「シャイセ」と呟きます。
洗いたてで真っ白なYシャツに、カレーが飛んでしまった時も、やはり「シャイセ」。

また、強調に使う時は、こんな感じです。
「エガール(egal:どうでも良い)」という単語、覚えていますか(2004年11月10日『ドイツ語講座(つぶやき編)』参照)?
この単語と組み合わせて、「シャイセ エガール」というと、これはもう、「本当にどうでも良い」ということで、相手がこう言った場合は、それ以上は質問、追求などしない方が賢明です。

【Leck mich(レック ミヒ)!:糞くらえ!】
最初の「レ」にアクセントです。
直訳すると「私を舐めろ!(leck!:舐めろ mich:私を)」となるのですが、もちろん舐めるのは、一番汚い所……お尻です。

あまりにも腹が立って、もうこいつとは喧嘩しても良い、と思ったら「レック ミヒ!」と言って下さい。

単なる強調で使いたい場合は、この言葉を驚いたように言います。
「うっそぉ〜」「信じられな〜い」「すごい」などというような意味合いになります。
ものすごく綺麗な夕日を見て、溜息混じりに「レック ミッヒ!」と言っても、良いわけです。

【Arschloch(アーシュローッホ):嫌なやつ】
これも「ァ」にアクセントです。
直訳は「肛門」のことなのですが、日本語で言うところの、「ゲス野郎」とか「最低の男」という感じの意味です。

女性に対して使えないこともないのですが、一般的には男性に使うようです。

【Verpiss dich(フェァピス ディヒ)!:うせろ!】
「ピ」にアクセントです。

この単語は「verpissen(小便で汚す)」の再帰的用法なのですが、まあ難しい説明は、ここでは止めておきましょう。
私の知る限りにおいてですが、この単語が他の形で使われるのは、聞いたことがないです。
ちなみにこの表現は、良く聞きます。

……今日は、汚い日記ですいませんでした。

2006年2月17日 (金)  私は革命家?

ついこの間、私達夫婦は、知人U氏の誕生会に呼ばれました。

集まったメンバーは、私にも顔なじみの知人達でしたが、その間にU氏の両親もちょこんと座っていました。
正直なところ、かなりくだけた仲間達の間に、きちんと座っているU氏の両親は、少しばかり違和感がありましたが、これは、U氏の恋人N嬢が招待したそうです。

U氏自身は、「間抜けどもを呼んで、騒ぐ」と自ら言っていた位ですから、両親が来たことに幾らか驚き、「パーティーが始まる前に帰ってくれないかな」などとも思っていたそうですが、その内「否、これもまた良い機会かも知れない」と思い直し、いつもどおりに仲間と騒ぐことにしたそうです。

そんな事情も知らずにやって来たみんつ夫妻は、いつもの空き腹に酒という状態で、先に飲み始めていた仲間達に、あっという間に追い付き、追い越しました。
そして、賑やかなパーティーをほろ酔い加減で過ごした私には、ほんのちょっぴりだけ、気になったことがありました。

その翌週末、U氏が我が家に遊びに来た時に、私はその心配を打ち明けました。

私: 「U氏、この間の誕生会だけどね、貴方の両親、楽しんだって言っていた? 居心地はどうだったんだろう?」
U氏:「ああ、楽しかったって言ってたよ」
私: 「実はね、貴方のお母さんに、失礼なことをしちゃったかも知れないと思って」
U氏:「???」

私: 「貴方のお母さんにね、『夫B氏は今、週末しか帰って来ないんでしょう? 毎日一人で家にいて、退屈じゃない? 何をしているの?』って聞かれたのよ」
U氏:「ああ、知っている。二人の会話、俺にも聞こえたから」
私: 「貴方のお母さんには、全く関係がないんだけど、この質問、もうあまりに聞かれ過ぎて、私、うんざりしているのよ。でね、酔っぱらっていたからさ、貴方のお母さん、適当にあしらっちゃったのよ。気を悪くしたんじゃないかと思って、気になっているのよ」
U氏:「ああ、大丈夫だよ。特に何も言っていなかったから」

私: 「……でも、失礼だったかも。ごめんね」
U氏:「否、みんつは誤らなくて良いよ。俺も聞いていたけど、心の中で『よくやったぞ、みんつ!』って思っていたから」
私: 「???」

U氏:「俺はよく知っているけど、お袋は、親爺がいないと何にも出来ないんだ。自分の世界がなくて、俺は常々、そこが嫌だったんだよ。みんつははっきりと、『夫の世話から解放されて、自由に時間が使えるから、楽しんでいる』って言ったろう。あれ、お袋には良い刺激になったと思うんだ」
私: 「私、明らかに『何でそんなおかしな事を聞くの?』って態度を取っちゃったんだけど……」
U氏:「それで良いんだよ。そんな風に考えるのがおかしいんだって、お袋も知った方が良い」

B氏といい、U氏といい、自分の母親の意識改革に私なんかを使っていて、大丈夫なのでしょうか?

日本人は、大人しくて礼儀正しい。
……私の周りでは、どうも違う評判が出来ているようです。

2006年2月19日 (日)  またもや、お休みです。

皆様へ。

現在夫B氏の手がけているプロジェクトが、そろそろ大詰めを迎えました。

B氏と同僚G氏の、週一回のお楽しみ「イタリアでご飯」も残すところ2回のみです。
この2回、私としては是非参加したい。

しかも来週は、現場で仲良くなったイタリア人が、夕飯に招待してくれるらしいのです。
もちろん、彼の家で手料理です。
これは何としても、飛び入りしたい。

ということで、最後の2週間、もう一度B氏にくっついて行って来ます。
ですから、日記はまたお休みです。

で、今回は、留守の間のお遊びをどうしようかなぁ……

そうだ! 前から皆さんに、聞きたかったことがあるのです。
ちょうど良い機会ですから、それにします。

「答えてやっても良いよ」と思う方は、下のアンケートの答えを、掲示板なりメールなりに、書き込んでください。
尚、お名前は、ハンドル・ネームでも匿名でもOKですし、全部の質問に答えなくても、例えば1部だけでも、大歓迎です。
何でも有りですから、堅苦しく考えずに、お気軽にお答え下さい。

【アンケート】
Q1、私が書いた今までの日記で、お好きなものはどれですか?

タイトル、日付、どの日記か内容が分る単語など、どんな書き方でも構いません。
複数回答の場合は、順番を付けて下さると、ありがたいです。
過去の日記を全部読んでいなくても、遠慮なく参加して下さい。

Q2、その理由は? 

どんな風に好きか、何処が好きかなど、コメントを頂けると嬉しいです。

Q3、日記以外で、今後サイトに増やして欲しいものは何ですか?

既存のものでも、新しいものでも、何でもオーケーです。
(例:格好良いスイス男性の写真を載せて欲しい。もっと花の写真を増やして欲しい。…など)

Q4、その他、希望やコメントがありましたら、どうぞ。

では、よろしくお願いします。

あ! もちろん、いつもの皆さん同士でのお喋りにも、遠慮なく掲示板をご利用下さい。

では、行って来ます。 
               みんつ

3月の日記へ