2007年2月1日 (木)  続・小説より奇なり 2

               〜前回からの続き〜

【N嬢の場合 1】

N嬢は30代後半で、正確に言えばスイス人とドイツ人のハーフですが、スイスで産まれ育ち、内面的には100%スイス人と言って良いと思います。
彼女には3人の子供(現在確か、M美14歳、L太13歳、L美11歳)がいて、現在は恋人のU氏(父親ではない)と5人で暮らしています。

N嬢は、私の女知人の中では、一番古くから知っている人物ですが、最も知らない人と言って良い存在です。
何故なら、彼女とは、深い話が出来ないからです。
私が、どんなに個人的な問題や本音を話しても、N嬢が同じ様子でそれに応える事は、決してありません。
「いつだって私の場合、全ては上手く行っている」という風なのが、N嬢です。

N嬢が、元夫であったM氏と離婚をした時も、私達知人は、その事について一言も聞かされてはいませんでした。
「私達は、深く愛し合った理想のカップル」から、一気に「離婚」という感じです。

しかし私は、N嬢の離婚、そしてその最中にM氏に何が起こったのかを知った時、特に驚きはしませんでした。
ただ、誰とも自分の問題に付いて話す事の出来なかった2人を、残念に思っただけです。

というのも、M氏が幸せそうにしていた顔を、私は見た事がなかったのです。
いえ、はっきり言うなら私は、M氏が自滅しそうであると、心配していました。
無理をしていて、既に一杯である、という印象を受けたのです。

しかし、当時の私は、N嬢・M氏夫妻と知り合ったばかりでしたし、言葉も殆ど出来ませんでしたから、夫B氏に「M氏には、悩みがあると思うから、機会があったら、それとなく話を聞いて」と告げるのが精一杯でした。

では、「いつだって全ては上手く行っている」N嬢に、何があったのか?

理由は知りませんが、ある頃からN嬢は、離婚を考え出した様です。
そして、周りの男性達と、関係を持ち始めました。
近所の人、仕事仲間、私達の知人……。
その中の一人A氏とN嬢は恋に落ち(と、皆は言っています)、ついに、M氏に離婚を切り出します。

そんなある晩、仕事から戻ったN嬢が見たのは、床に血だらけで倒れているM氏と、それを囲むようにして覗き込んでいる、小さな子供達(当時、長女M美は5、6歳)でした。
そうです、自殺を図って首を切ったM氏が、死に切れずに、床の上で転げていたのです。

その後、M氏と入れ替わる様にして、N嬢はA氏と同棲を始めました。
今まで皆の溜り場となっていたN嬢宅は、それを切っ掛けに、遠い場所になります。
知人達が常に出入りするのを好んでいた筈のN嬢は、すっかりA氏の陰に隠れてしまい、私達がN嬢に会えるのは公式なパーティーのみ、という時期が5年位続きました。

私が、そろそろ「N嬢との関係を止めてしまおう」と思い出した頃、A氏はN嬢宅を去りました。
理由は、「自立した強い女性を選んだ筈なのに、N嬢が頼りっ切りになった事が不満」というものです。
それでもA氏は、N嬢宅の2軒先に一軒家を借り、2人は今も親しい友人関係にあります。

さて、A氏と入れ替わりに、N嬢の恋人になったのが、現在の同棲相手U氏です。
実はこのU氏、元夫M氏がいた時から、N嬢宅に間借りをしていまして、A氏がいた時も、やはりそこに住んでいたのです。
そして、もっとややこしい事に、N嬢の結婚前の恋人は、U氏の親友と言って良い人物なのです。

ある時、N嬢の次女L美が、私に言いました。
「最初はパパでしょ。その次がA氏で、今度はU氏がママの恋人なの。何だか変よね」

そんなN嬢とU氏は、現在長女M美の事で、悩んでいる様です。

                  〜次回に続く〜

2007年2月2日 (金)  続・小説より奇なり 3

                〜前回のから続き〜

【N嬢の場合 2】

N嬢とU氏の悩みとは、簡単に言えば2つです。
・M美が生意気で、反抗ばかりする。
・M美が色気付いて、ボーイ・フレンド(19歳)の所に入り浸っている。

現在14歳のM美は、肉体的には、既に母親より2周り位大きく――身長は165cm強で、横幅もたっぷりあります――N嬢が体力的にも、M美を抑え切れなくなっている事が、U氏にとっては心配な様です。

ところが、ある晩、N嬢宅の夕飯に呼ばれた私は、こんな体験をしました。

お酒もそろそろ回って来て、スイス人の退屈な話に飽きてしまった私は、隣の部屋で一人テレビを見ていた、M美の所に行きました。
ごろりとソファーに横になり、特に何を話すでもなく、2人でテレビを眺めていると、N嬢が突然、部屋の入り口に現われました。
「M美、何でそんな映画を見ているの!? それは、子供用ではないでしょう。番組を変えなさい!」

実際、私の目から見ても、それは14歳の子供には、少々刺激が強い映画に思えました。
普段でしたら、そういう子育てには、私は協力する事にしているのですが、この時の私は、スイス風に、「私には関係のない事」という態度でいました。
何故かというと、「これじゃ、M美に公平じゃない」と感じたからです。

自分たちは大人の楽しみとして、仲間とパーティーを開き、子守はテレビに任せているのですから、いきなりやって来て、何の前置きもなく禁止、つまり親の権力だけ施行して、またお楽しみというのでは、都合が良過ぎると思ったのです。

しかも、私はその映画を既に見た事があったのですが、一番刺激の強いシーン、濃厚なセックス・シーンは、とっくに終わっています。
その後の話全体を見せずに、消化不良のまま禁止をしては、むしろ逆効果ではないかとも思ったのです。

そのうえ、その部屋には大人でもどうか、と思うようなDVDも、無造作に置いてあります。
このDVDは、前回私達大人だけが見ていた時に、M美も見たがったのですが、その時のN嬢は「これは、子供の見るものではない」と、頑としてM美を部屋に入れませんでした。
しかし、その後すぐ方針を変えたのでしょうか、M美はそれを見たそうです。

もちろん、“生意気な”M美は「はい、はい、はい」という返事だけして、番組を変える様子はありません。
そして、N嬢も「良いわね、他の番組に変えるのよ!」と言い残すと、特に自分のやり方を徹底させるでもなく、パーティーに戻りました。

そのまま知らぬ振りというのも気になりましたので、私は、少しM美と話をする事にしました。
「M美、ベン・アレックって、格好良いと思う?」
「思わない。胸毛が気味悪いし。B氏は胸毛、生えてる?」
「うん、生えてるよ」
「げ〜」

「あはははは、B氏はね、金髪に近いから、あんなにもじゃもじゃって感じじゃないよ。それにね、大人になると、またこれが魅力的に見えたりもするのさ」
「ふ〜ん、そんなものかねぇ」
「M美の彼氏は、胸毛無し?」
「もう、彼氏じゃないよ」

「え、何で? どっちが愛想を尽かしたの?」
「うん、何となく、どっちも飽きちゃったのかな。それよりさ、私の新しい髪型、どう思う?」
そう言ってM美は、金色に染めた短い頭髪を、私の方に傾けました。

実はこの晩、隣の部屋に行くまでのM美は、誰彼構わず、何度も「私の髪型、どう思う?」と聞き続けていて、大人達は少々、閉口し始めていたのです。

               〜次回に続く〜

2007年2月5日 (月)  続・小説より奇なり 4

            〜前回からの続き〜

【N嬢の場合 3】

M美が、しつこいほど髪型について聞いていたのは、大人達がきちんと返事をしないからです。
大人達がきちんと返事をしないのは、率直に言うならば、返事が出来ない様な髪型だから、ですね。

M美の以前の髪型は、ただ普通に肩まで伸びたストレートで、色も地毛の茶に少し赤みを付けた、という感じだったのですが、新しいスタイルは短く切り上げた金髪です。

全体的な雰囲気で言えば、今流行のアンチ・キリストもどき、とでも言いましょうか。
化粧もそれに見合う「パンダ?」という様な代物ですし、服装も、もちろんそれに合わせて真っ黒です。
簡単に言うなら、生意気、攻撃的、安っぽい露出、反社会的、等々という風です。
……少なくとも、私にはそういう演出に見えます。

ちなみに私は、ハード・ロックだのヘビー・メタルは大好きですから、この手の服装には寛容な方だと思いますが、これが大人達から好感を得るものでない事は、容易に想像出来ます。
M美がそういう格好をするのは、単に、友達の間で流行だからでしょう。

「活発な感じになったかな」
「活発? 私に似合うと思う?」
「うん、似合うよ。でも、私は前の方が好きかな」
「何で?」
「今のはね、元気の良い(本音は、「荒い」ですが)女の子って感じだけど、前のは、ちょっとミステリアスで、色っぽかった」

「M美はさ、元々が大人っぽく見えるじゃない。私ぐらいの年だと、若く見られる方が良いけど、M美の年で大人に見られるのは、格好良いんじゃない? わざとシックにした方が、貴方の魅力がより出ると思うよ。M美の年だと、そういう女の子の方が、特別なんじゃない?」
「ああ、私、いつも実際の年より大人に見られるのよね」
「それが貴方の武器でしょう?」
「うん、私もそう思う!」

その後M美は、私に『ハリー・ポッター』のDVDを勧め、誰に言われなくとも「そろそろ寝るけど、テレビの音量は、このぐらいで大丈夫? オーディオ・デッキの消し方とか、分る?」と、ひとしきり気遣いを見せ、部屋に引き上げました。
もちろん、生意気な言葉遣いなども、一切ありませんでした。

N嬢は今まで、私に、何度かこう言ったことがあります。
「子供もいないのに働いていなかったら、暇でしょう」
しかし私は、こんな風に言った事は、一度もありません。
「それじゃ、子供が3人もいる貴方は、どうして仕事を減らさないの? しかも、付き合う男性皆と同棲していたんじゃ、子供と過ごす時間が、足りなくならないかしら?」

M美が生意気なのは、そろそろ反抗期でもあるのでしょうが、母親への子供なりの訴えではないでしょうか?
「恋人が出来たら、そこに入り浸って良い」と、M美に教えたのが誰かは、問うまでもないと思いますし。

M美が如何に手に負えない子供であるかを語る、N嬢とU氏に、私はいつも違和を感じます。
まるで「M美が、一人で勝手に、そんな風に育った」という口振りだからです。

2人の子供を持つ、知人の日本人女性は、以前私にこう言ったことがあります。
「子供っていうのはね、貴方が育てた様に育つのよ」

……子供のいない私には、本当のところは分りませんが。

                 〜次回に続く〜

2007年2月6日 (火)  お知らせ

皆様へ

随分前にも書きましたが、夫B氏は1〜2年に一度、体調を崩します。
(過去の日記、2004年4月27日『良き妻』参照。)

体調を崩すといっても、喉がイガイガするぐらいの話ですが、B氏は必ず大騒ぎをします。
この時、適当に放って置くと、かえって長引きますので、私は「これでもか」というぐらい、サービスをします。

そして、そのイベントが、今年もやって来ました。
いえいえ、それは既に、3日ぐらい前に終了したのですが……

何とB氏、今年は、恩を仇で返しやがりました。
ええ、「みんつに風邪を移す」というやり方で、イベントの幕を閉じたのです。

しかも私が、何とか寝込まない様にと、頑張っているにもかかわらず、「起きていられるなら、大丈夫でしょう」とばかりに、家事はもちろんのこと、何枚にも及ぶドイツ語のレポート(仕事用です)の推敲を、頼んで来たりします。

……だからさ、具合悪いって言ってんじゃん。薬飲んだから、使いものになんないって、言ったよねぇ。

2日間、なんとか頑張りましたが、B氏の度重なる攻撃に、今日は私、沈没寸前です。
いっそ寝込んでしまった方が、楽が出来そうな気もしますので、ここは一つ、B氏を見習って、大袈裟に騒いで置こうかと思います。

ということで、今日の日記はお休みします。
明日の日記もなかったら、まだ風邪だと思って下さい。

……ああ、山に暮らす様になってから、風邪を引かない事だけが自慢だったのに。無念じゃ。

                    みんつ

2007年2月8日 (木)  続・小説より奇なり 5

             〜前回からの続き〜

【B嬢の場合 1】
(過去の日記、2007年1月11日『小説より奇なり 3』参照。)

B嬢は、誰から見ても幾分厄介な性格の女性なのですが、それでも私が評価していたのは、次の事でした。

・スイス人にしては珍しく、自分の意見をはっきり言う。
・付き合う男性達にきちんと恋をする。
・息子A太(10歳)が子供らしく素直に育っている。

特に最後のA太に関しては、私の知人達の間でも「ああいう風に子供を育てられるB嬢は、まだ自分たちが気付いていないだけで、きちんとした人に違いない」と、高く評価されていました。

実際私自身も、過去10年間以上、「スイス人の子育てに関して疑問があるから、私はベビー・シッターを引き受けない事にしているけど、A太だけはいつでも見るから」と、B嬢に言っていた程でした。

ところが最近、B嬢と頻繁に会う機会のあった私は、彼女を知れば知るほど、「私は、とんでもない勘違いをしていたのではないか?」と思う様になっていたのです。

例えば、
今まで、B嬢は「意見をはっきり言う」と思っていたのですが、それは、以前は私が、彼女の生まれ育った地域(ベルン)に住んでいたから、気付けなかっただけで、本当は「知りもしない事柄について、たいそうな口を利く」だけであるという事が、分ったのです。

現在私の住む州は、スイスの中でもとりわけ山が多く、自然の豊富な田舎ですから、生活習慣などに置いて、ベルンとは比べられない部分が、幾つもあります。
簡単に言ってしまうなら、同じ事柄でも、レベルが違うのです。

そんな州に私が暮らし始めて、5年になります。
そろそろ、この辺りでは何がどうなっているのか、私にも分ります。

まして、夫B氏やその友人達は、ここで生まれ育っているのですから、例えばスキーについて、登山について、山の自然について、小さな村での暮しについて、等々……アドヴァイスを請える人達が周りにはたくさんいますし、私は実際、彼らの意見を真摯に受け止めています。

しかしB嬢は、私は元より、その彼らにも、それらの事柄に関して、もっともらしく意見を言うのです。
ええ、私の目から見ても、てんで的外れな意見です。
私がどんなに、この地域の事情を説明しても、B嬢はこう言います。
「みんつには、分らないかも知れないけど、私はちゃんと知っているの。私を信じなさい」

この山に来て、たった2日間しか経っていないB嬢と、5年間住んでいる私の体験を比べて、彼女の方が正しいと言い切る根拠は、何でしょう?

また、「男性にきちんと恋をする」と思っていたのは、どうやら彼女が、事実の一部しか私に伝えていなかったからだ、という事が分りました。

「こんなに素敵な男性から、プロポーズされているのよ」
嬉しそうに話すB嬢が、何故彼と結婚しないのか、今までは私は、それを「子供もいることだし、慎重に考えているのだろう」と思っていましたが、その彼以外にも、同時に3人の男性と付き合っている事は、私は知らされていませんでした。

それでもまだ、私は思っていました。
「A太があんな風に素直に育っているのは、母子家庭である以上、B嬢の力に他ならない」

ところがある週末、そんな私の考えを、根底から揺るがす出来事が起こりました。

その日私は、B嬢とA太の3人で、モノポリーというゲームをしていました。
モノポリーは、日本の『人生ゲーム』に近いでしょうか、不動産の売り買いをしながら、お金を稼いだり、相手を破産させたりして、遊ぶのです。

そして、そのゲームの最中に、私は頭を一発、が〜んとやられたわけですが……

               〜次回に続く〜

2007年2月9日 (金)  続・小説より奇なり 6

              〜前回からの続き〜

【B嬢の場合 2】

私はこの日、初めてモノポリーをしましたし、B嬢は元々ゲーム自体が得意ではない様なので、3人の中で一番ルールを知っているA太が、プレイヤーと銀行を兼用することになりました。
つまり、A太は普通にプレーをしながら、皆の為に公共金の管理もする、という具合です。

実は私、自分で言うのも何ですが、この手のゲームは得意な方なのです。
ですから、10歳の子供が相手の場合、たとえ初めてのゲームであっても、余裕があるというか、まあ、普通に勝てたりするわけです。
(そのせいで、ゲームが得意だと言う義兄の長男を、泣かせてしまった事もあります。)

そんな余裕のある私は、ごくごく普通にしているゲームの最中に、見てしまったのです。
A太が、銀行のお金をちょろまかすのを。

正直に言うならば、ものすごくショックでした。
というのも、その誤魔化し方が、10歳の子供のそれではなかったからです。
やり慣れていると言いましょうか、大人の詐欺師のような手口、という感じなのです。

モノポリーには、色んな種類の札があるのですが、どの札なら、一枚多く取っても気付かれ難いか、どんな状況下なら、ずるがばれても単なる勘違いで済ませられるか、その時々で、A太はきちんと判断していましたし、そのカモフラージュに、私達の注意をそらせる為の前振りすら、用意しているのです。
これが、昨日今日に始まった事でないのは、一目瞭然です。

私にとって更にショックだったのは、A太が、そんな風にしてちょろまかしたお金を、「ほら見て、僕はこんなにお金持ちだよ」と得意そうに自慢する事でした。
私の子供の頃は、ずるをするのは恥ずかしい事でしたし、そんな風にしてゲームに勝っても、誰も褒めてはくれないどころか、次からは仲間に入れてもらえませんでしたから。

その後もA太は、大人顔負けの手際でずるをし続け、どうして良いか分らなかった私は、その日の午後中、「とにかく、このゲームでA太を勝たせてはいけない」と本気で勝負をしました。

2人が帰った後、私から事の次第を聞いたB氏は、こう言いました。
「これで辻褄が合うじゃないか。あの母親にあの子は、皆、出来過ぎだと思っていたんだから。母親に(男関係の)モラルがないから、子供にもモラルがないんだよ」

私が一番頭を悩ませたのは、「A太がこれを、実社会でしてしまうのではないか?」という事でした。
例えば学校で、他の子供の小銭を、大した意味もなく、ちょろっとくすねてしまうのではないか、という様な心配です。

今までは、「A太は素直な子供である」という仮定の下に、B嬢の話を聞いていましたが、その前提が間違っていると分った今、B嬢が描いて見せたA太の世界は、全く違った色を帯び始めました。

私はこの事実を、B嬢に話すべきか?……話すとしたら、B嬢は、それを受け入れられるのか?……話さないとしたら、私は、A太をどうすべきか?……今後B嬢との付き合いを、どうしたら良いのか?……

数日後、B嬢と電話で話す機会があった私は、ある程度本音をぶつけてみました。
彼女の男性関係や、今までの生活について、もう一度ゆっくり振り返ってみてはどうか、という様な事を話したのです。
A太のずるには直接触れず、ただ、「そろそろA太も、色々な事が分る年だから、母親が何をしているか、ちゃんと見ているよ」という具合にです。

電話でのB嬢は、声を詰らせて「こんな風に本気で話をしてくれる友人は、みんつぐらいよ」と、私に感謝をしました。
しかしその後、今までうるさい程だったB嬢からの連絡は、ぱたりとなくなりました。
これは、単なる偶然かも知れません。
B嬢は、ひょっとしたら真剣に、自分の今後について考えている最中なのかも知れません。

ただ、私が理解したのは、今後もB嬢と関わるなら、どんなに小さな事でも真剣勝負をしなくてはいけないであろう、という事だけです。
でも、どの程度B嬢が真剣であるのかは、残念ながら私には、まだ分りません。

……これらが、スイス生活12年目にして、私が体験している人間関係です。

2007年2月14日 (水)  娘には、なれません。

下の階に住むお婆ちゃんは、今年で確か86歳です。
端から見た感じでは、かくしゃくとしていますが、去年の暮れに義理の妹が心臓発作で亡くなって以来、どうも気持が弱くなっている様です。

というのも、お婆ちゃんの家系は、家族の殆どが心臓発作でなくなっていて、お婆ちゃん自身、何年も前にバイパス手術をしているからです。
しかも、義理の妹は、台所の床に倒れて死んでいるところを、偶然やって来た嫁に発見された、という話を聞いて、お婆ちゃんは「一人暮らしである自分も、そんな風に寂しく死んでしまうのかも知れない」と、不安になっている様です。

かといって、老人ホームに入るのは、まだ気が進みませんし、娘達の所に居候するのは、やはり気を使います。
「一人で自分の世話が出来る間は、住み慣れた我が家で暮らしたい」
これが、お婆ちゃんの希望です。

そんなお婆ちゃんは、先日医者の定期検診を受け、ますます気が弱ってしまいました。

心臓に入っている機械が古くなった為、本来なら手術をして取り替えるべきなのだけれど、お婆ちゃんの年齢では、その手術に耐えられないであろう事、もう何年も調子の悪い、左肩の関節の状態が、あまり良くない事――もう歳なので、仕方がないのですが――を指摘されたからです。

「重い物を運ぶ等、身体に負担の掛る家事は、自分でやってはいけません」
医者はそう言い、それを聞いた娘は、お婆ちゃんに強く言いました。
「巡回介護を頼んで、その人に家事をやらせなさい」

少し前から、掃除機をかけるのが大変になっていたお婆ちゃんは、娘の言葉に反論出来ませんでしたが、「見ず知らずの他人に家を仕切られて、色々指図されるなんて嫌だわ」というのが、本音です。

そこでお婆ちゃんは、娘も納得する妥協案として、こう言いました。
「私としては、みんつ頼みたいんだけど。彼女なら気心も知れているし、ちゃんとやってくれるから」
娘としても、上の階に住んでいるみんつが、母親の世話を焼いてくれるなら、何かあってもすぐ側にいますし、介護人を頼むよりも安心です。

ということで、私の所に、この申し出が来ました。
「当面は、二週間に一度、掃除機をかけて欲しい。それに掛る時間は、介護人と同じ時給を払う」との事です。

私としては、二週間に一回ぐらい、ただでやっても構わないのですが――どっちにしてもお婆ちゃんの家は、いつもピカピカですから、大した仕事ではありませんし――それではお婆ちゃんが心苦しい、というのです。

話をしていて、私が気付いたのは、お婆ちゃん自身は、本当は、まだ自分で全部やりたいのではないか、という事でした。
確かに、身体を労るのは大切ですが、自分でやりたい事を取り上げられてしまって、気持が萎えてしまっては、生きる張りがなくなってしまうというか、かえって弱ってしまうのではないかと思うのです。

ですから私は、お婆ちゃんが安心するように、言いました。
「とりあえず、最初の何回かは、一緒に掃除をする、みたいな感じでやりましょうよ。で、お婆ちゃんが出来ないものは、私がやって、自分で出来る事は、そのまま自分でやったら良いんじゃないかしら」

それを聞いたお婆ちゃんは、ホッとしたような顔で、こう言いました。
「ええ、そうしましょう! あとね、掃除の時に、棚や引き出しを開けて、何か欲しい物があったら、遠慮なく言って。私はもう、そんなに色んな物は使わないし、みんつが使えそうな物があったら、持って行ってくれた方が良いから」

え、いや、そんな風に言ってもらえるのは、ありがたい事だけど、いくら何でも、よその家を物色なんて、私には出来ませんから。

「はははは、そうですね、ありがとうございます」
「もう、みんつは家族みたいなものだから、自分の家だと思って、色々いじって良いからね。そうだ、こんな風に考えたらどうかしら。貴方は、私の娘だって。ね、娘なら、遠慮なく何でも出来るでしょう」

ちょ〜っと、待ったぁ〜! 
お婆ちゃん、それは完全に間違っています。いくら何でも、娘は無理でしょう?! 
だって、婆ちゃんの本当の娘、60歳ですよ!!

……せめて、孫にして。

2007年2月16日 (金)  ゲレンデにいます。

みんつ、只今スキー中です。

日記の更新は、もう暫くお待ち下さい。




結構早く滑れるようになって来たので、今年はヘルメット(↑)を買いました。

2007年2月19日 (月)  ぽろり

我が家には、コンピューターが3台あります。
2台は夫B氏のアップル(ノート、デスク・トップ)、1台が私のウィンドウズ(ノート)です。

ちなみにB氏のデスク・トップは、もう古くてあまり役に立たないのですが、何処も壊れていない為、捨てるのも惜しく、専らインター・ネットで音楽だの何だの――何かは、ご想像にお任せします――を無料ダウンロードする時にだけ使っています。

B氏のノート・パソコンは、背景画に、タイの砂浜での夕焼けが写っています。
これは、私達が数年前に旅行した島で撮ったもので、真っ赤な空と殆ど黒ともいえる力強い雲が、金色に輝く海に映え、なかなかロマンティックな景色となっています。

私のパソコンの背景には、現在は、ベッドで気持ち良さそうに寝ているB氏と、掛け布団の上にちょこんと座り、その寝顔を眺めている、茶トラ猫M氏の画像が使われています。

以前は、随分長い間、別の画像が貼られていたのですが、ある事情があって、私はそれを諦める事にしたのです。

さて、そのある事情ですが……

最初は確か、一昨年の暮れ、クリスマス後から新年にかけて、友人夫妻が遊びに来た時です。

この情報社会において、1週間近く家を留守にする場合、Eメールを出先で確認したいという彼らの気持は、私達夫婦も良く分ります。
ましてやF嬢は、翻訳家ですから、Eメールの定期的なチェックは欠かせません。
ですから彼女が、「PC借りても良いかしら?」と言った時、私達は2つ返事で了承しました。

F嬢自身はウィンドウズを使っているのですが、私のコンピューターは日本語ですから、彼女は最初、B氏のアップルを試す事にしました。
しかし、勝手が分らないコンピューターでは、ちょっとした作業でも、どのボタンを押したら良いのか、一々B氏の助けを請わなければいけません。

痺れを切らしたF嬢は、遂に言いました。
「みんつのは、ウィンドウズよね? そっちで試してみても良い?」
「もちろん! 言葉が分らなくても、デザインとか一緒だからね。私も、私のでやった方が簡単だと思うよ」
そう言うと私は、いつもしている様に、コンピューターの電源を入れました。

じゃじゃ〜んという音がして、コンピューターに背景画像が写った瞬間です。

「あっ、まずい!」
「ぎゃ〜、っはっはっは。みんつぅ〜」
「B氏、ごめんね。すっかり忘れてたよ」
「俺は、別に良いけど」
「大丈夫、大丈夫。私は何も見ていないから。あはははは」

次は、去年の夏、A嬢が2週間ほど我が家に滞在した時です。

やはりB氏のアップルが、使い難いと感じたA嬢は、私のコンピューターを試す事にしました。

じゃじゃ〜ん。
「あーっ!! ごめんよぉ、B氏〜。また忘れてた」
「あーっはっはっは。男のB氏が綺麗な夕焼けで、みんつのは、これなのねぇ〜」
「もう俺、大サービスだな」

3回目は、つい最近、知人のB嬢が遊びに来た時です。

「B氏のPCは良く分らないから、みんつのを借りても良いかしら?」
「うん、良いよ。みんなそう言うんだよね。言葉よりも、ボタンの位置が何処にあるとかの方が、重要みたいだよ」
そう言ってノート・パソコンを開きかけた私、今回は、ちゃんと思い出しました。

「あっ! ええと、少し待ってて。背景画を変えないといけないんだった。準備が出来たら呼ぶからさ、あっちの部屋でテレビでも見ていて」
「???」
「へへ、他人に見られると、ちょっとまずい画像なんだよね」

そんな風にして私は、かなり気に入っていた、ある背景画の使用を諦めたわけですが、

……皆さんも、旦那様の裸体画像を使う際には、どうぞお気を付けて。

2007年2月21日 (水)  『ミスター・スイス 2007』だ!

2月といえば、日本では節分だのバレンタインだの、色々と忙しいでしょうが、スイスには、もちろんそんな行事はありません。

日本のバレンタインを知っている我が夫B氏は、何となくチョコレートが欲しそうでしたが、奴は普段から甘い物の食べ過ぎです。
チョコレートなんぞ、我が家では禁止したいぐらいです。

では、スイスの2月は何なのか?

ええ、ええ、タイトルを見れば分りますね。
そうです。
またもや『ミスター・スイス』の季節がやって参りました。

が……

すいません。
本当に申し訳ない。

今年は、もう、初めっから謝っちゃいます。
何だかね、段々候補者の質が落ちている様な気がするんですけど…。

それでも「見たい!」という方は、勇気を出してこちら(↓)からどうぞ。

『ミスター候補者16名。今年も脱いでるぞ!』
(時間が経った為、画像は外しました。)

2007年2月23日 (金)  M氏のこだわり

人間同様、猫にも元々家にいるのが好き、というタイプがいるのでしょうか?
我が家の茶トラ猫M氏は、どうやらそんな1匹の様で、一日の大半を私の机の上で過ごしています(これを書いている今も、そうです)。

その為、私の机の上には、M氏がごろごろする場所に布(古いバスタオルを縫った物)が敷かれているのですが、何故かその面積は、私が使えるそれよりも広いのです。
それなのに、私がラップ・トップのEnterだのDeletを使う時には、M氏の毛の間からそっと押さなくてはいけません。

そんなM氏の腹が、多少弛んでいたとしても、不思議はありませんね。
餌は、量的にそれほど食べていないのですが、何せ動きが足りません。
私や夫B氏が、何とか運動をさせようと、構ってみたりもしますが、仰向きに寝転がり、横着な態度で遊ぶM氏には、あまり効果がない様です。

仕方がないので、先日私は、値段は少し高いけれど、カロリーが低目な餌を買う事にしました。
今までは、近所の安売りスーパにある、ノン・ブランドのお徳用パックを買っていたのですが、別の店に行き、ブレッキーズを買って来ました。
これは、下の猫C氏がお気に入りのメーカーで、C氏は、どちらかというと痩せているぐらいですから。

ところがM氏、この餌は口に合わないのか、他の物を欲しがる様になりました。
人間の食事に関心を持たれるのは、やはり困ります。
私達は、口を開けただけで、殆ど手を付けていないブレッキーズをそっくりC氏にやり、再び安売りスーパーのお徳用パックを買いました。

「一番安い店の、一番安い餌で良いなんて、安上がりな猫だな、M氏は」
B氏が笑います。
「ホントだよね。ダイエットは、夏になったら私が、外で一緒に走り回るしかないかな」

しかし、そんなM氏にも、こだわりはあるのです。

それは、猫草です。
正確な名前は知りませんが、胃腸の具合が今ひとつの時、猫が嘔吐する為に、わざと食べる草がありますよね。
あの草に、M氏はこだわりがあるのです。

例えば、餌にこだわっているC氏は、この猫草はどうでも良いらしく、その辺に生えている細い草を食べています。
これは、前に預かっていた猫達も、同じでした。
お遊びで、猫草の種を買って来て、植えたりもしましたが、これはM氏もC氏も、見向きもしませんでした。

では、M氏が、嘔吐用に何を食べるのか?
それは、私が室内で大切に育てている、南国のハーブです。

スイスは夏でも涼しい国ですから、このハーブは、外では育ちません。
しかも、我が家は、薪を焚いて暖を取る家ですから、冬場の室内は、冷蔵庫内の温度より低くなったりします。
そんな状況で、セントラル・ヒーティングのある友人宅でさえ、枯れてしまったそのハーブを、私は越冬させているのです。

窓辺のハーブが、時々おかしな千切れ方をしているのを見付けたのは、去年の暮れ辺りでしょうか。
私は時々そのハーブを切って、お茶や料理に使っていたのですが、ふと見ると、まだ柔らかい葉の先が、不規則に千切れているのです。

犯人が、M氏であることは、間もなく分かりました。
というのもM氏は、悪びれる様子もなく、それをむしゃむしゃとやっていたからです。
私が、お茶にする為に切り、一時的に机の上に置いたものを、M氏が端から食べていった事もあります。

「ああ、M氏ぃ〜、それはちょっと。その草は、高いんだよ。そりゃ、猫草より美味しいのは分かるけどさぁ……」

……レモン・グラスなら、吐いた後もお口はすっきり?

2007年2月26日 (月)  新たなる問題

毎週金曜日の夜、8時半から10時半までの2時間、私は村の小学校の体育館でバレー・ボールをしています。

元々人の少ない田舎で、夜中に運動をする程元気がある人間は少ないのか、それとも、個人主義のスイス人にとって、チーム・ワークが必要な競技は好まれないのか、毎回参加メンバーが足りず、私達のバレー・ボールは大抵3〜5人制です。

日によっては、たった3人しか集まらず、そのままレストランに流れたりもしますし、過去1年近く顔を出さなかった人が、ひょっこりやって来る事もあります。
そんな状態ですから、新メンバーは大歓迎で、私の様なよそ者も居心地良く楽しめます。

私達のやり方は、毎回こんな感じです。
まず、各自適当に5分位準備運動をして、身体を温めたら、その辺にいる誰かと2〜3人一組になって、パスの練習を10〜15分位します。
その後、5分ぐらいサーブの練習をしたら、2組に分かれて、時間が来るまで休憩も入れずに、びっちり試合をします。

先週の金曜日も、私は、もちろんバレー・ボールをしたのですが……

この日はいつもと違い、私は試合の間中、意識を集中する事が出来ず、物足りない晩となりました。
いえいえ、メンバーの雰囲気が悪かったとか、私の体調が優れなかったとかいうわけではありません。

では、どういう事か?

この日の試合も4人制で、身長の関係から、私ともう一人の女性、男性2人がそれぞれ対角の位置に着きました。
分かりますか?
前衛2人後衛2人というポジションで、背の低い女性2人が隣り合わない様に、という配置です。

ということは、私が後衛の場合は、男性のどちらかが、目の前に立つ事になります。
これが、実は、私の集中力を奪う原因となったのです。

この日、同じチームの男性の1人は、H氏でした。
H氏は、いつもにこにことしていて、感じの良い男性なのですが、とにかく大きいのです。
身長190cm、体重130kg(推定)と、いったところでしょうか。

ゆるいTシャツの上からでも、腰回りにたっぷりと肉が付いているのが見えますし、幾らも動かない内に、顔を真っ赤にして、玉の汗をかき出します。
そんなH氏の守備範囲は、片足を一歩出せる範囲、という具合です。

はい、簡単に言ってしまうなら、H氏は太っているのです。
それも、かなり。

いえ、いえ、私は他人が太っているからといって、とやかく意見をするつもりは、全くありません。
H氏と一緒にバレー・ボールをする事は、他の人と一緒にするのと同様に楽しいですし、実際、先週の金曜日までは、彼と同じチームであっても、全く問題はなかったのです。

では、先週の金曜日に何が起こったのか?

それは、H氏が、私の前にポジションを取った時、起こりました。
相手側がサーブの時です。

私達4人は、レシーブの姿勢を取ります。
膝を軽く曲げ、中腰の姿勢で、両腕を臍の前に伸ばし……
H氏も、もちろんそういう姿勢をしましたし、この構えは、バレー・ボール未経験の彼に、私が自ら教えたものでもあります。

そう、彼は正しい事をしました。
そこには、より上手になろうという心意気さえ窺え、私としても教えたかいがある、というものです。

しかし、彼は太っているのです。
こんな事を言うのは、本当に申し訳ありませんが、でも、やっぱり、かなり太っているのです。
かなり太った人が、ゴムのパンツ(ジャージ)を履いて前傾姿勢を取ると、何が起こりますか?

……ああ、すぐ目の前に、生尻の割れ目が!

2007年2月28日 (水)  今度はテレビか?!

どうしようかなぁ……まだ、本決まりじゃないだろうし……でも、ひょっとしたら加入の手続きとか、機材が必要かも知れないし……そうなると、今日明日ってわけには行かないよなぁ……一ヶ月ぐらいとか、期間があった方が良いかも知れないなぁ……うーん、でも、そんな物好きいるのかなぁ……やっぱりお金とか、掛っちゃうのかなぁ……

と、一人で悩んでいても、埒は明きませんから、もう、いっそのこと、騒いでしまう事にしました。

えーとですね、前回のラジオに引き続き、今回は何と、テレビ出演の依頼が来ました!

単なる偶然か、杉本彩似の声に、テレビも行けるかも知れないと、スタッフが大きな勘違いをしたのか、今回もまた、NHKです。
NHKのBS放送で、4月から『地球アゴラ』という新番組をやるらしいのですが、そこに、「PCと電話を駆使して出演してみないか?」とのことです。

メールでの出演依頼を読んだ、私の第一声は「げ、急いで痩せなきゃ」でした。
そんな私を見て、夫B氏は「みんつは、やっぱり図太いな」と笑います。

一応、「4月か5月にお願い出来たら、と考えています」とありましたが、今回は顔も出ますからね、私の画像を送った時点で「このお話は、やはりなかったことに」などという可能性も、十分あり得ます。

でも、話が流れたら、それはそれでネタになるかな、なんて思っている私もいたりして……

ということで、

「おお、それは絶対に見たい!」という『みんつフリーク』の方、
もしそんな貴重な方がいらっしゃいましたら、4月までに、NHKのBS放送を見られる様にして置いて下さい。

「ええ、みんつより、B氏が見たいな」という『B氏萌え』の方、
とりあえず、みんつの放送を見て、「格好良いという噂の、みんつさんの旦那さんも見たいです」という投書が出来る様に、やはりBS放送を見られる様にして置いて下さい。

「見たいけど、うちは貧乏だから、BSなんて無理よねぇ」という方、
今の内に、BS放送が見られるテレビを持っている人と、友達になって置いて下さい。
かくいう我が家も、ここに入りますが。

まだ、ちょっと気が早いかも知れませんが、準備期間があった方が良いのかなぁ、なんて思って。
詳しいことが決まりましたら、またお知らせするつもりです。

……NHKにも、別に口止めされてないし、良いですよね?

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