2008年2月11日 (月)
私は望み過ぎなのか?
何度も書いていますが、私が住んでいる所は、店も何もない山の上の小さな村です。
ここでは、仕事だの買物だのに行く場合、車が必要です。 バスもありますが、日本の様に頻繁に走っているわけではありませんので、やはりそれでは不便だからです。
我が家には車が1台しかありませんから、その車は、当然仕事をしているB氏が使います。 ですから、我が家の普段の買い物は、B氏の担当です。
まぁ、私は元々、車の運転も買い物も好きではありませんし、キャベツだのトイレット・ペーパーだので、週末が1日潰れてしまうのは勿体ない。 しかも、B氏は仕事でどうせ町に出ますので、ガソリン代を考えても、B氏が仕事帰りに買い物をする方が、我が家には都合が良いのです。
という事で、「週に1回、B氏がまとめて日用品を買う」という生活は、我が家では既に5年位続いています。 そう、5年…… どんな意味に置いても、十分な時間ですよね?
ところが、週末開けの今日、月曜日の我が家の事情はこうです。 ちなみにB氏は、金曜日に買い物をしました。
玉葱、極小サイズ1個。人参2本。トマト2個。茄子、キュウリ、ペパロニ、各1本。にんにく、1,5個。 牛乳、1Lパック1つ(B氏は、毎日1L位牛乳を飲みます)。 バター、250gx5個。 チョコレート・バー、お徳用840g入り1袋。 クラッカー類、6袋(その内1つはお徳用)。 キャット・フード(カリカリ)、4,5kg入りが、味違いで2袋(チキンとビーフ)。
家にあるそれらの品を眺めながら、私はこう思います。
玉葱が足りない。野菜は、どっちにしても、もう少し必要だな。 お菓子はなぁ、私達、確かダイエット中でしょう? おぃおぃ、バター多過ぎ。 キャット・フード……何考えてんだ、あいつは?
そして今朝の事です。
毎朝私は、起きるとまず、ブラック・コーヒーをカフェ・オ・レのカップにたっぷり淹れます。 我が家には、スイス人がモカ・マシーンと呼ぶ物があるのですが、これは簡単な話、下に水、真ん中にコーヒーの粉を入れて火に掛けると、上にコーヒーが出来上がって来るという代物です(日本にも確か、ありますよね?)。
この器具は、下の2層と上の出来上がったコーヒーが溜まる場所との間に、ゴムの輪があるのですが――多分、器具がしっかり嵌って水漏れしない為だと思います。――我が家のそれはそろそろ古くなり、買い換えの時期でした。
もちろん私は「今度の買い物の時に買って欲しい」と伝え、先週の金曜日、B氏はそれを買って来てくれたのです。 本当は、もう少し早く欲しかったのですが、私は「他人に頼む以上、その人のペースに合わせる」という事をモットーとしていますから、何も言わずに何週間か待っていました。
そして金曜日、遂に、欲しかった物が来たわけです。 大げさな言い方ですが、このゴムが古くなると、コーヒーが何となくゴム臭くなって、やはり美味しくないのです。 ですから、週末は朝から用事があり、家でコーヒーを淹れていなかった私は、今朝のコーヒーを楽しみにしていました。
古いゴムがくっ付いて、開き難くなっているモカ・マシーンを渾身の力で開け、「けっ、お前はもう用なしさ。今まで我慢していたけど、新しいやつが来たのさ」と独りごち、そのゴムの輪を気持ち良くゴミ箱に放り込み、新しい物に付け替え……る筈でしたが。
はい、ゴムのサイズが小さ過ぎて、使えませんでした。 このモカ・マシーンはもう何年も使っている物で、ゴムの輪は、定期的に変えているのに、です。 B氏が買い物担当になってからの5年間でも、何度も交換した筈なのに、です。
がっくりと肩を落とし、ゴミ箱からゴムの輪を拾う私。
……こういう事って、うちだけ? 世の中の旦那様は、もっと買い物上手なの? ねぇ、教えて! |
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