2008年8月11日 (月)
夏はキャンプの季節だ。
何度も書いていますが、私の住んでいる場所は、山の中腹、標高1200mにある小さな村です。 商店は初めからありませんし、レストランや郵便局は閉鎖になる様な、はっきり言って、何もないド田舎です。
また、私の借りている部屋も古い家(築300年位)の3階部分ですから、簡素というか、正直に言うなら、あまり皆が住みたがらない、不便な作りです。 その上、標高が高いので危険なのでしょうか、雷が鳴ると、村の電気は(雷が終るまで)止められます。
しかし、美しい自然は、たっぷりあります。 空気は綺麗ですし、山からの湧き水や雪解け水は、常にあちこちに流れています。
そんな田舎で私は、夏になると庭で野菜を作り、冬用の薪を割り――我が家には、スイスの一般家庭にある、セントラル・ヒーティング等という暖房設備はありませんから――冬になると、近所の牛の世話をしたり、裏山でスキーをしたりと、自然を楽しんでいます。
今朝も私は、起きるとまず、ペット・ボトル2本とタオルを手に、村に数ヶ所ある泉の一つに行き、そこで顔を洗い、コーヒーを淹れる為+αの水を汲み、同様に水を汲みに来ていたご近所の人達とちょっとしたお喋りをし、家に戻りました。
トイレや手洗いに必要な水は、昨日の夕方、バケツに4杯ほど汲んだものがまだ残っていますから、今夜の分は、力仕事担当の夫B氏が帰って来てからで良いでしょうし、お風呂は、夏でもここアルプスは乾燥した気候ですから、毎日入らなくても問題ありません。
都会で育った私が、何故そんな生活をしているかというと、まぁ、スイス人と結婚したからですが
……って、そんな訳あるかいっ!!
実は、村の水道管が破裂して、昨日の夕方から断水です。
昨日湖で泳いだから、髪の毛はべたべたで頭が痒いし、お腹は空いているのに、鍋を持って泉まで水を汲みに行くのが面倒臭いし、こんな時に限ってビールが切れているから、お茶を沸かす為の水がいるし……
……どうしよ? |
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